日常生活の食事で病気を予防できないか。食品の機能性に着目し、課題の解決に挑む

TOYO PERSON

病気になってから治療するのではなく、普段の食事で病気を予防できないかと考えたことが健康栄養学科へ進学するきっかけになりました。特に食品の機能性に着目し、血圧のコントロールやストレスの軽減につながる成分について学んでいます。将来にわたって、食品に含まれる機能性成分を研究することが目標です。

これまでの学びの中で特に大変だったのは、「調理学実習」という科目での包丁の実技試験。家で料理の手伝いはしていたので慣れているつもりでしたが、課題のレベルが高くて苦労したことを覚えています。同時に行われる筆記試験の勉強と並行して、連日練習に励みました。その甲斐あって試験には学年トップの成績で合格でき、技術が上達したことで調理時間を半分にまで短縮できました。

1年次に履修した「哲学入門」の科目で、「自分のことは他者と比べることでしか知り得ない」ということを学びました。学んだ当初は意味が分からなかったのですが、全国から集まる同級生の話を聞くことで、自身の地域の文化や考え方を相対化できました。他者と関わることで自分を知ることは「哲学すること」の一つであると理解できましたし、文化や考え方は多様であることを実感し、視野が広がるとともに、地元への愛着が増しました。

掲載されている内容は2023年9月現在のものです。