私はロボット開発の分野や航空宇宙工学の研究に関心があります。ロボット開発については身体が不自由な方のために役立つだけでなく、社会的な労働力不足の解決も担う分野だと考えています。航空宇宙工学については、空や宇宙へ飛ぶ人のサポートをすることが幼い頃からの夢であることと、私が得意な流体力学の知識を活かせるということから興味を持ちました。3年次から研究室を選び、専門的に学びを深めていくのが今から楽しみです。
教職課程も履修しているため、学科専門科目との両立に苦労しています。しかし、このおかげで物事を計画的に進める習慣が身につきました。両立するためにスケジュールを管理するようになり、課題や復習を継続的にコツコツと積み重ねることで自信も生まれ、またそうした努力が成績にも表れているので大変嬉しいです。さらに、機械工学と教職課程の両方を学ぶことで視野も広がりました。
東洋大学の創設者である井上円了先生の思想と行動、生涯を辿る「井上円了と東洋大学」の講義では、円了先生の妖怪学は、妖怪は迷信にすぎないとして単に妖怪現象を科学的に解明するのではなく、その存在を信じる心を哲学的・仏教的に分析して解明していたということを学びました。それ以降、他の講義でグループディスカッションやグループワークをする際に、自分と意見が異なった場合には相手の意見を単に否定するのではなく、相手の気持ちになって理解に努めたり、意見の類似点と相違点を把握した上で解決策を検討したりすることを心がけるようになりました。
掲載されている内容は2023年9月現在のものです。