相談者が抱える問題をデータや生の声から分析し今自分にできることととことん向き合う

TOYO PERSON

特定非営利活動法人TENOHASIに所属し、相談員として生活困窮者支援に携わっています。相談支援を行う中で相談内容を記録し、相談の傾向を把握するためのデータベースを構築・運用することも取り組みの一つです。仕事と大学での学びを両立させることはとても大変ですが、大学での学びによってデータ分析のスキルをさらに磨き、データベースを活用して相談者の方の悩みや生きづらさを可視化したいと考えています。

路上生活を送っている方や生活困窮状態にある方と接する上で大切にしているのは、本人の考えや思いを尊重することです。私が彼らにとって何が良いのかを判断することはできません。私は彼らと同じ経験や体験をしていないからです。彼らの「どうしたいのか」に耳を傾けて共に考える。そして、その実現に向けてサポートを行うことが私の役割だと思っています。

最近では勤め先であるTENOHASIの他にも、自身で立ち上げたNPO法人わかちあい練馬の活動に力を入れています。夜回りやインターネットを通じたアウトリーチを行って、困りごと、悩みごとを抱えている人と出会い、ご本人が望むより良い生活をつくるお手伝いをしていきたいと思っています。

掲載されている内容は2023年9月現在のものです。