Q. 進学しようと思った動機・経緯は?
私は現在も医療機関のソーシャルワーカーとして勤務をしながら大学院に通学をしています。医療現場では他専門職との連携が多く、話し合いの中で自身の考えの根拠を論理的に周囲に説明する能力を高める必要性を感じることがありました。研究を通じて、自分自身が現場実践の中で感じる課題や仮説を整理し、根拠を明示しながら論理的に物事を考えることができるようになることを目指し、進学を希望しました。
Q. 大学・大学院で学んでみて気づいたこと・発見したことは?
大学院では、様々な分野での経験を持った先生方や大学院生が多く在籍しており、一つの事象に対しての話し合いをするだけでも、受け止め方や考え方の違いを実感することができます。多くの視点や考え方に触れることで、知的好奇心が強くなっていくように感じます。
Q.なぜこの大学・大学院を選んだのですか?
学部で学んでいたころから専門職養成に力を入れていたこと、知っている先生方が多く、自分が志向する研究課題について相談をしやすい環境なのではないかと考え、進学を希望しました。
Q. 大学・大学院での学びを通して得たものは?
大学院で学ぶ中で、物事を深く考えるということをより意識するようになりました。発信されている情報を鵜呑みにするのではなく、その情報がどのように得られ、どのように解釈をされたものなのかということを自分なりに調べ、考える意識が強くなったように思います。
Q.現在の研究テーマについて教えてください。
研究テーマは漠然とはしていますが、「社会的孤立に関する研究」です。何をもって社会的に孤立をしているのかという定義は難しいところはありますが、望んではいない形で人と人との繋がりを絶たれてしまうことが、健康にも悪影響を与えることが明らかにされてきています。医療機関での現場実践においては、特に病気を契機に社会から孤立をしてしまう状況を目の当たりにすることがあり、ソーシャルワーカー個人での実践や社会保障制度の設計で少しでも望まない社会的孤立を減らすことができないか追及をしてみたいと考えています。
2020年度は社会情勢の影響もあり、オンライン講義がメインではあったものの、2週間に1度は主指導の先生と研究の進捗についてアドバイスをもらう機会がありました。
Q. おすすめの科目は?
| 高齢者・障害者支援学特論ⅤA | 調査研究には欠かせない研究手法に関する基礎的な内容から、統計分析の方法について深く学ぶことができます。 |
|---|---|
| ライフデザイン学基礎特論Ⅰ | 高齢障害福祉だけでなく、児童福祉や健康作り、福祉住環境といった幅広い分野の内容を学ぶことができます。 |
Q. 卒業後の展望は?
大学院で学んだ研究の考え方をソーシャルワーカーとしての現場実践にも役立てたいと思っています。現場実践と研究は時に相反するものとして捉えられてしまうこともありますが、社会福祉の発展には双方の考え方を認識していくことが重要だと考えています。
Q. 1週間のスケジュールは?
| 月曜日 | 8時30分~17時30分まで勤務 |
|---|---|
| 火曜日 | 10時40分~21時10分まで講義(2、3、4、5、6、7限受講) |
| 水曜日 | 8時30分~16時30分まで勤務後に18時00分~19時30分まで講義(6限受講) |
|
木曜日 |
8時30分~17時30分まで勤務 |
| 金曜日 | 8時30分~17時30分まで勤務 |
| 土曜日 | 8時30分~17時30分まで勤務 |
| 日曜日 |
休日 |
Q. 働きながら大学院進学を目指す人へのアドバイスをお願いします。
仕事との両立の場合、職場の理解は重要になるため、十分に相談をしておくことをお勧めします。私の場合は毎週火曜日を休日にしてもらうことを入学試験の半年ほど前に上司と相談しました。また、部門内には進学をすることを伝えたことで、周囲に休みなどの相談をしやすくなったため、進学を希望する際にはどのような仕事と通学のスケジュールになるかを伝えておくと自分自身も楽になると思います。
Q. 東洋大学大学院を目指そうとする受験生にむけて一言メッセージをお願いします。
大学院と聞くと、厳かな印象を持つこともあるかと思いますが、本学の場合はわからないことはわからないと正直に言うことができる雰囲気が個人的には学ぶ上ではとてもいい環境なのではないかと感じています。わからないことをわからないままにせず、自分の考えを福祉研究としてまとめることはとても意義のあることだと思います。
(経歴)
2015年 東洋大学 ライフデザイン学部 生活支援学科 生活支援学専攻 卒業
2015年 医療法人社団輝生会 初台リハビリテーション病院 入職
2020年 東洋大学大学院ライフデザイン学研究科生活支援学専攻 入学
掲載されている内容は2021年3月現在のものです。
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