Q. 進学しようと思った動機・経緯は?
学部生時代は、健康スポーツ学科に所属し、スポーツマネジメントや教職課程を中心に、勉学に励んできました。3年次からのゼミ活動や、卒業論文を通して、たくさんの方に支えられながら研究の面白さを実感しました。就職はスポーツ分野と決めており、自分にできることは何か考えたときに、これまで学んできたスポーツマネジメント・教育を活かすことだと思いました。しかし、子どもに寄り添うためには、子どもやその背景のことを知り、スポーツをより多様な視点から見る必要性があると考えました。学部入学時から大学院進学を視野に入れていたこともあり、健康スポーツ学科から生活支援学専攻子ども支援学コースに専攻を変え、進学を決意しました。
Q. 大学・大学院で学んでみて気づいたこと・発見したことは?
1年次は、他の分野からの進学ということもあり、児童福祉や子どもの権利等、子どもに関する知識をひたすら学んでいました。2年次は、自身の修士論文に集中していました。自分の考えを常に求められたり、文献検索・熟読したりすることを通して、知識や考えを広げたり、論文の基礎を学ぶことができたと思います。学部時代よりもアウトプットすることが多くなったので、自分の考えを言葉として表現することに苦戦していました。また、自分の研究なので、他人任せにしたり言い訳をしたりすることができないので、自分との闘いの日々が続いていました。自分の時間をいかにして使うかも重要で、特に2年次はコロナの影響でリモートが増えたこともあり、時間の使い方を常に意識していました。ただ、ひたすら突っ走っても、考えが行き詰ったり、脳をはじめ身体がしんどくなってくるので、時には研究のことを何もやらない、休む日も大切にしていました。
Q.なぜこの大学・大学院を選んだのですか?
自分の研究をより深められる環境があることに加え、他大学よりも学費が比較的安いためです。そしてなによりも、学部時代から授業や課外活動でお世話になっている、信頼する先生がいるためです。
Q. 大学・大学院での学びを通して得たものは?
思考の幅が広がりました。専門知識が深まったことはもちろん、論文の書き方や研究倫理について、初学者として必要なことも学ぶことができました。また、インタビュー調査を実施するにあたり、依頼の仕方やインタビュー時のマナーなどの社会性も学びました。
Q.現在の研究テーマについて教えてください。
入学時から右往左往を繰り返しながら、最終的に幼児教育と地域との連携・協働の現状をテーマに修士論文を書き上げました。週に1回は主指導の先生に研究指導を受けていました。指導日以外の日でも、メール等でやり取りをしていました。修士論文提出間際はほぼ毎日、日によっては何時間も、意見交換を繰り返したり、添削していただいたりしていました。また、ボランティアやシンポジウム等の情報も提供してくださり、知識を広げる機会にもなっていました。主指導の先生を筆頭に、子ども支援の先生方は、本当に私のことを考えてくださり、常に寄り添い支えてくださったため、修士論文を仕上げることができたと思っています。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
Q. 卒業後の展望は?
学部時代からインターンで続けている、スポーツ業界の企業に就職することになっています。これからは、子どもの育ちを支える地域側の一員として、これまでの知識や経験を活かして活動していきたいと思っています。
Q. 1日のスケジュールは?
(1年次)
午前 | 文献検索等@自宅 |
---|---|
12:00 | 大学到着 |
3限 | 授業TA |
4,5限 | 文献検索、レポート作成等@院生室 |
6,7限 | 授業 |
(経歴)
2019年 東洋大学ライフデザイン学部健康スポーツ学科 卒業
2019年 東洋大学大学院ライフデザイン学研究科生活支援学専攻子ども支援学コース 入学
2021年 東洋大学大学院ライフデザイン学研究科生活支援学専攻子ども支援学コース 修了見込
掲載されている内容は2021年3月現在のものです。
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