Q. 進学しようと思った動機・経緯は?
まず、私は高校時代から、コーチング学という分野に興味があり、東洋大学に入学しました。その中で、ご縁があり、様々なスポーツ指導の場に携わらせて頂きました。
その中で、私が大学院へ進学しようと思ったきっかけは、学部時代の子どもへのスポーツ指導で、指導現場の課題を身をもって体感したからです。当時、私は他の指導者と2人体制で指導をしておりました。その際、その指導者は最新の科学的な知見や理論を全く無視した、所謂「学ばない指導者」でした。その指導者自身の昔の経験をベースとした指導方法であり、未来のある子どもたちへ指導する者がこのような状況なのは如何なものか、と感じるようになりました。その為、私がこれらを解決する一助となる様な研究を行うことで、「なぜこうするのが良いか」という根拠を示せる指導者の育成に貢献し、結果として子どもを取り巻くスポーツ環境をより良いものにしたいと考え、進学を決めました。
Q. 大学・大学院で学んでみて気づいたこと・発見したことは?
学部時代は、部活動などの課外活動にも力を入れていたので、スポーツ指導について問題意識がありながらも、問題解決のために具体的な行動に移せたことはありませんでした。大学院に進学してからは、自由に使える時間が増えた為、研究活動を進める事で、問題解決のために一歩一歩進んでいると感じています。また、コロナ禍において、web上で資料が手に入りやすかったことは研究を進める上で非常に役に立ちました。
Q.なぜこの大学・大学院を選んだのですか?
私が、数ある大学院の中で、東洋大学大学院を選んだ理由は2点あります。
1つ目は、1学年の定員が10名と、少人数で先生と密にやりとりができ、多くの学びや経験ができると思ったからです。
2つ目は、東洋大学からの進学者が使うことのできる、「先行履修制度」により、学部4年次から大学院の授業を履修できる事で、研究に多くの時間を割く事ができると思ったからです。
以上2点の理由から、私は東洋大学大学院を選びました。
Q. 大学・大学院での学びを通して得たものは?
研究を通して、ある課題に対して、単一分野からのアプローチで物事を考えるのでは無く、分野横断的な視点から、それぞれをリンクさせるような複合的なアプローチで物事を考えることが非常に重要だと考えるようになりました。そのため、他の物事を考える際に、1つの視点から考えるのでは無く、あらゆる側面から物事を見つめ直すようになりました。
Q.現在の研究テーマについて教えてください。
私は、スポーツ指導者の指導の改善という観点から研究をしています。
スポーツ少年団、運動部活動など、子どものスポーツ活動に携わる「指導者」の質の低さと「指導」の質の低さを問題と考えています。この指導者自身の問題と、指導そのものの部分の2つの柱から、専門的な指導の必要性を提示していく為、日々研究に励んでいます。
指導教員の先生には、もちろん週に1回、研究指導の時間でご指導頂いていますが、コロナ禍という事もありなかなか対面でのやりとりができない中、行き詰まった時や悩みが生じた時には、研究指導の時間以外の時間であってもzoomやwebexを活用して相談に乗って頂くことができています。先生には多角的な視点から研究を見て頂け、自分では気づかなかった部分を指摘して頂けるので、とても良い環境で研究ができていると感じています。
また、先生の授業にTAとして携わらせて頂く事もあり、学生への指導や成長のサポートなど様々な経験をさせて頂いています。
Q. おすすめの科目は?
| 調査・研究法 | 研究の基礎となるようなお作法の部分を学べる為、研究方法に関する知識に自信の無い方にオススメです。 |
|---|---|
| 統計学 | 量的な研究における、統計ソフトを使った分析やその解釈を学びたい方にオススメです。 |
| 健康スポーツ学特論 アダプテッドスポーツ |
子どものスポーツや障害者スポーツ、オリンピックについて考えたり、アダプテッドスポーツにおける指導について学べます。スポーツ指導(コーチング)を様々な視点から考えたい方にオススメです。 |
Q. 卒業後の展望は?
大学院修了後は、高等教育機関で学生の成長に携わる仕事をしたいと考えています。私は、スポーツ指導を通じ、たくさんの人々の成長に携わりました。その中で、福島県相馬市に東日本大震災の復興ボランティアとして、これまで3回、現地の子どもたちへバドミントンの指導を行いました。そこで、子ども達の笑顔から、大学でのスポーツ指導の学びが社会に還元された瞬間を目の当たりにし、社会に有益な人材を輩出することはとても重要なことだと実感しました。その時から学生の成長が社会の貢献に繋がると考えるようになり、学生の成長に携わる仕事に就きたいと感じるようになりました。
Q. 1日のスケジュールは?
| 9:30 大学到着 |
| 2限 TA |
| 14:30 帰宅 |
| 15:00〜16:30 自宅で研究 |
| 17:00〜23:00 スーパーでのアルバイト |
| 24:00〜25:00 就職活動の準備 |
| 25:30頃 就寝 |
Q. 東洋大学大学院を目指そうとする受験生にむけて一言メッセージをお願いします。
東洋大学大学院では、日常生活において直面した課題や、実態に対し、「解決のために少しでも尽力したい」と思った事が実現できる環境があります。少しでも自分の力で「人の役に立ちたい」「社会の役に立ちたい」という思いのある方は、是非挑戦してみて下さい。また、本学は18:00以降の夜間の授業時間も確保されており、働きながら研究活動されたい方にも対応しています。学び直しの環境にはピッタリです。皆様と一緒に学べる機会を楽しみにしています。
(経歴)
2020年3月 東洋大学 ライフデザイン学部 健康スポーツ学科 卒業
2020年4月 東洋大学大学院 ライフデザイン学研究科 健康スポーツ学専攻 修士課程 入学
2022年3月 東洋大学大学院 ライフデザイン学研究科 健康スポーツ学専攻 修士課程 修了(見込み)
掲載されている内容は2021年3月現在のものです。
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