持続的な発展を遂げられる大学・法人とは何だろう

TOYO PERSON

2006年4月入職。2006年7月、キャリア形成支援センターキャリア形成支援課へ配属され、就職活動開始時期(大学3年生中心)の就職支援行事全般の運営を主に担当。2011年4月、入試部入試課へ異動。学生募集広報、入学試験実施準備など、受験生と受験に関わる全ての業務を担当。2017年4月、経営企画本部事務室経営企画本部事務課へ異動。

現在、担当されている業務内容を教えてください。

新学部の開設準備、キャンパス将来計画の構想、学校法人の中長期計画の策定といった業務を担当しています。数年間に及ぶ中期的な事業の企画立案・実行を主に担当する部門なので、扱うテーマが幅広いことが特徴です。学部移転(2021年、ライフデザイン学部)、新学部設置(2023年、福祉関係・健康スポーツ関係)、その他複数の計画が進行しており、学内の調整のほか、文部科学省や地域の行政機関など外部機関との調整、手続等も担います。

仕事をする上で、大切にしていることは何ですか?

成果物の見栄え:いろいろと見栄え重視です。キレイさだけでなく、わかりやすさ、力点の明瞭さなどに加え、文章表現もデザインと捉えます。見栄えを重視することは、他者にどのように理解してほしいかを想像することにつながり、ひいてはその仕事の目的を忘れないことにつながります。ただし、凝れば凝るほど時間がかかるので、凝るべきものと凝るべきではないものの判別は常に意識します。

学校法人東洋大学の魅力は何ですか?

業務の多様性:職種で括ると「事務職」の一言ですが、大学・学校法人の中には様々なタイプの部門が存在し、多様な仕事に取り組みながら自身の専門性を高めていくことができます。
給与水準:個人的な感覚ですが、労働内容に対する対価という意味では、比較的高水準と感じます。十余年働いていて、給与、収入についての不満を職場内で聞いたことが、私はありません。

これまでの職員経験の中で、印象に残っているエピソードを教えてください。

「Web体験授業」という入試広報動画コンテンツの企画立ち上げが、思い出深い仕事のひとつです。1年間で100人分の体験講義動画を作ったのですが、企画説明、打合せから撮影、編集まで、教員1人1人と個別にコミュニケーションをとるために、その年はほぼデスクを空にして、全キャンパスの研究室や教室を飛び回っていました。膨大な労力でしたが、教育研究に尽力する教員の活動に密着し続けられたことは大変楽しく、今でも1人1人との打ち合わせ内容まで思い出せます。

今後、東洋大学で実現したいことは何ですか?

個人としては、長期的な視点から大学・学校法人の事業を構想し、実行するための能力を高めたいと考えています。大学に求められる社会的役割は年々増加傾向にありますが、その一方で、大学・法人の資源には限りがあり、最適な教育研究環境の実現には、様々な要素を勘案する必要があります。年度毎の成果と長期目線の成長投資のバランスを図り、持続的な発展を遂げられる大学・法人とするために、俯瞰性と現実性を兼ねた視点、知識を身に付けていきたいと思います。

大学職員を目指そうとしているみなさんに一言お願いします。

皆さんは、学問が好きでしょうか。私は好きです。しかし、そう感じるようになったのは、大学時代ではなく、働き始めて数年経ってからです。私の学生時代の労働観は「生計を立てるための苦役」であり、仕事に賃金以外の要素を求めたいと思っていませんでした。そんな自分ですが、学問を好きになると、このプロダクト(大学)の提供が意義深い仕事だと感じられるようになりました。当人が心から「これは良いものだ」と信じてその仕事に励めることは、幸福なことだと思います。皆さんもそのような仕事に巡り合えることを願っています。

9:00 出勤
業界内外の情報収集を朝の日課としています。
10:00 会議準備
資料の用意、会議室の設営等。ウェブ会議システムを利用してのキャンパス間遠隔開催もあります。
11:00 会議
キャンパス将来構想に関係する委員会を開催。内容や諸状況に応じて不定期に実施。
13:00 昼休み
昼食は軽く済ませ、プライベートな調べものなどにあたることが多いです。
14:00 打合せ
次年度以降の中期計画策定とスケジュールについて、事務局の関係部署と打合せ。
16:00 会議の議事録作成、その他資料作成等
17:00
退勤

休日はどのように過ごしていますか。

ほとんどの休日は、家から出ずに過ごします。体を動かさない時間が長いほど幸せです。読書、ゲーム、映画、ウェブサイト閲覧などが主で、デジタルなツールとケミカルな食事にまみれています。連休では国内外の旅行が定番で、自然の多い場所を中心に、毎回新規開拓しています

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掲載されている内容は2019年11月現在のものです。

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