大切なのは、「人との繋がり」

TOYO PERSON

2001年4月入職。学生部学生課へ配属され、学生福利厚生関係を担当。学内外の奨学金、学生の福利厚生関係全般の業務に携わる。2006年7月、板倉事務部板倉事務課へ異動。2学部の教務、キャンパス全体の学生生活、就職・キャリア支援と幅広い業務に携わる。2015年4月、学長室学長事務課へ異動。教員人事と教学予算(学部、研究科、研究所等の予算)をはじめとした全学の統括業務を担当。

現在、担当されている業務内容を教えてください。

学長の意向を政策に反映させる・・・それを教員人事と予算の観点から担っています。教員人事では毎年各学部、研究科における50件を超える教員採用や昇格等に関する統括、予算においては、学部や研究科、研究センターなど、教学組織と呼ばれる部門の予算(教学予算)を、各部署と密に連携を取りながら動かすことをルーチンとしています。一方で、改革に繋がる新たな人事制度や予算の仕組み等の設計、提案も行っています。

仕事をする上で、大切にしていることは何ですか?

人との繋りです。大学には同僚の職員や他部署の職員はもちろん、教員、そして学生もいます。相手との信頼関係が生まれると、様々な助言や、打開策のヒントをいただくこともあり、逆に相手にも自分ができることをしたいという気持ちも生まれ、そこからまた新たな発見も得られたり。こうして多くの人と繋がることで、自分の力以上の結果を生む原動力にも繋がることがあります。だからこそ、人には誠実に、心を尽くして仕事をすることに留意しており、調整事等は時間と状況が許す限り直接会って話すようにしています。

学校法人東洋大学の魅力は何ですか?

改革風土があるところ、だと思います。特に近年(そして今後)の学部や研究科の新設等の改革をはじめ、スーパーグローバル大学創成支援事業に採択されて以降、加速度的に国際化が進んだところなど、社会のニーズや動向を掴みながら、機動的に改革を続けています。変化に対応できる瞬発力と実行力を求められるかもしれませんが、そんな変化を“感じる”ことができ、そして、時にはその変化に携わりながら色々なことに挑戦できるところも東洋大学の魅力だと思います。

これまでの職員経験の中で、印象に残っているエピソードを教えてください。

板倉事務部板倉事務課時代のエピソードです。当時は、とにかく目の前の学生が1人でも多く「東洋大学に来てよかった」と思って卒業するために何ができるかを念頭に、学生と向き合いながら業務をしていました。職員としては学生の中に入り込みすぎていたかもしれないという反省点もあるのですが(笑)、私の異動が決まった後、学生がサプライズの送別イベントを開いてくれたり、プレゼントや涙モノの手紙をくれました。そういった経験を通じて、今後の自分のキャリアへの自信を得ることができました。自分より一回り若い学生からの影響や、刺激を受け、何事にも代えがたい自己成長の糧を得る。こうしたかけがえの無い経験ができることも大学職員として醍醐味の1つだと思います。

今後、東洋大学で実現したいことは何ですか?

学長室は社会的な状況もふまえ、大学が今後進むべき方向性を念頭に置いた俯瞰的な業務が求められる一方で、学生や多くの教員からは物理的な距離があります。今後は、もう一度、目の前にいる学生や教員と密な関係性を築きながら業務をしたいという気持ちを強く持っています。学長室での経験を活かした提案もしながら、教育研究の最前線からのボトムアップによって、大学の改革に貢献したいと思っています。

大学職員を目指そうとしているみなさんに一言お願いします。

就職活動を続ける中で時には先がなかなか見えず、様々な不安に陥ることもあるかもしれません。そのような中でも、必死に自分を見つめ、自分の本質を必死に表現してもらいたいです。その姿を評価してくれる企業が、本当の意味で「合っている」就職先なのかもしれません。その結果、東洋大学とのご縁ができたら、きっと皆さんが活躍できる場がここにはあると思います。皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!

8:50 出勤
メールチェック、1日のスケジュールを確認する。
11:00 役員と打合せ
教員人事に関する提案事項を進めるための事前説明。
12:30 学部長、教務課長打合せ
学部から予算計画の立案や予算執行に関する相談対応。
13:00 昼休み
課内で食べることが多いですが、過去に同部署だった同僚などと学外に食べに行くことも。
40歳を過ぎたので食べ過ぎず、ヘルシーな昼食に留意しています。
14:45 学部長会議
学長をはじめとした執行部と全学部の学部長で構成される定例会議。
通常業務では学部長会議に向けて、資料作成や他部署との必要な事前調整等も行っています。
19:00
退勤
課員の協力も得ながら、週に1~2日は定時(17:00)に退勤し、共働きの妻と交代で娘の学童へのお迎えに行くようにしています。

休日はどのように過ごしていますか。

我が家は共働きのため、平日には家族全員が揃うことがなかなか無く、毎日夫婦どちらかが娘の送り迎えから寝かしつけるまで行っています。その分休日は家族揃って過ごすようにしていて、娘の習い事の付き添いをしたり、遠近問わず出かけたり。基本的に、家族とあちこち動き回っていることが多いです。

komarutsutomu4

掲載されている内容は2019年11月現在のものです。

MORE INFO. 関連情報