東洋大学大学院で学んだことを、母国・ブラジルでの食品開発事業に活かしたい

TOYO PERSON
Q. 大学院に進学しようと思ったきっかけを教えてください

母国のブラジルでは大学時代に栄養学部に所属していました。栄養学部では食品分析について学ぶ機会があり、その頃から大学院に進学し、食品科学についての研究をより深く取り組みたいと考え、大学院進学を決意しました。

Q. なぜ日本の大学院、そして東洋大学大学院に進学しようと考えたのですか?

私は家族に日本人がおり、幼少期から日本の文化に触れる機会がありました。大学に通うようになってからは、日本語についての興味がより深まり、食品科学と同時に日本語も勉強したいと考えるようになり、日本の文部科学省が行っている国費外国人留学生制度を利用したいと考えました。
そこで受入大学として東洋大学大学院を選んだ理由としては、栄養学と食品科学の研究ができることと最新鋭の実験機器が揃っており、存分に研究ができると思ったからです。幸いにも私は国費留学生の選考試験に合格し、東洋大学大学院にも進学することが出来ました。日本について学ぶことと自分の興味のある食品科学について研究することという2つの夢を叶えることができ、本当に嬉しいです。

Q. 研究テーマを教えてください

私は豆や大豆の栄養特性について研究しています。ブラジルでは豆は日常的に食されており、人々に身近な食べ物であることから、このマメ科植物について詳しく知りたいと思いました。ブラジルには豆粉など豆の加工食品もありますが、あまり知られておらず普段豆を調理する際には煮ることが多いです。またブラジルは非常に多くの種類の豆があるにも関わらず、豆粉に使われるのは「feijão branco」という種類の豆1つのみです。他の種類の豆、例えば「feijão preto」という黒い豆は、アントシアニンが多く含まれており、小麦粉の代わりや食品添加物として用いることで健康促進効果などが期待できことから、今後はその効果について広められるようさらに研究を進めていく予定です。

研究テーマ

Q. 東洋大学大学院の魅力を教えてください

東洋大学には豊富な実験器具や機器が揃っており、自分のテーマについて追究できる環境が整っています。他にも、留学生へのチューターという制度があり、私はまだ日本語が流暢ではないので、チューターが授業や日本語が必要な文章の作成を手助けしてくれます。大学の職員の方もいつも親切で、親身に対応してくれます。また、少人数で行う研究室単位でのゼミを通じて、いつでも私を支えてくれる日本人のよい友人ができました。

Q. 修了後の進路を教えてください

修了後はブラジルに帰り、大学院で学んだことを活かせるような食品企業へ就職することを考えています。そこで実務の経験を積みながら、将来的にはブラジルで食品廃棄物を原料とした健康的で美味しい新規食品の開発に取り組み、母国の食品開発事業の発展に貢献したいです。

所属・内容は2016年6月現在のものです。