International Exchange
中学校 国際交流

真のグローバル人材を育てる。

本校では、グローバル社会の多様性(diversity)を理解し、相手の立場をわきまえながら、自分の意見をはっきりと持ち、発信できる真のグローバル人材の育成を図っています。考える力を養う哲学教育(キャリア・フロンティアプログラム)を基本としながら、英語力を高める国際交流プログラムを充実させ、さまざまな取り組みを行っていきます。 

国際交流プログラム

英語を高いレベルで運用できる能力の習得とともに、諸外国の人たちとの交流を通じて、異文化を理解し、多様な価値観があることに気づかせ、グローバル社会で通用するコミュニケーションの方法を体得します。
本校では、週6時間を英語の時間にあてています。そのうち、週1時間はティームティーチングで学習の定着を図っています。また、ネイティブ教員による英会話授業は、1クラスを2つに分けて少人数で行い、正しい発音と、外国人に対しても自分の考えを伝える姿勢を身につけられるよう授業を展開。その他に、下記のようなプログラムを準備しています。

 

英語暗誦大会

教科書による学習だけでは得ることの難しい“コミュニケーションツール”としての英語の習得を図るために、中学校1年次に英語暗誦大会を実施します。

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All English Days

身につけた英語が実際にどれくらい通用するかを試す場として、本校のALTに加え他校からも外国語講師を招き、英語漬けの2日間を過ごすAll English Days。キャリア・フロンティアで身につけたコミュニケーション力や伝達力を英語で発揮する場として、2日間で成長を実感できる行事です。

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海外語学研修

中学校からのグローバル教育の集大成として、高校1年次(2019年までは中学3年次の3月)に約2週間、全員参加のオーストラリア海外語学研修を実施しています。
コロナ禍以前の取組としては、アデレード班(姉妹校等との交流を中心としたプログラム)とケアンズ班(語学研修と体験中心のプログラム)に分かれて実施し、現地での交流を通して、自国文化を発信するとともに、異文化を受容する寛容さを養うことを目的としたものです。具体的には、どちらの班でもこれまでキャリア・フロンティアで学習してきた内容を英語に訳し、現地校で発表しました。

  • アデレード班は姉妹校のブライトンセカンダリースクールと友好校のキングズ校を訪問。ホームステイ先でも楽しく過ごし、多種多様な語学研修プログラムを受けました。アデレード大学を訪問したり、たくさんの観光地へも行き、とても充実した日々を過ごし、英語力に自信を持つことができました。
  • ケアンズ班はファームステイ、ウミガメボランティアなどの体験と語学学校での語学研修を中心に実施。現地校の訪問やホームステイも行いました。世界の多様な価値観があることを、身をもって認識することができたようです。

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東洋大学の海外協定大学でのPBLプログラム(課題解決型学習)

高校2年次に東洋大学の海外協定大学の1つであるカナダのThompson Rivers UniversityでPBLプログラム(課題解決型学習)を行います。
コロナ禍以前に実施した2019年度は【「モザイクカナダ」を基盤としたカナダ移民政策の考察および世界の移民問題について】というテーマで行いました。夏休みに約2週間2018年の8月6日(月)から8月21日(火)の16日間にわたります。PBLプログラムでは、問題点の抽出や解決策のブレスト、セルフリサーチ、解決策の検証、プレゼンテーションなどを英語で行います。地元コミュニティ(フードバンク)でのボランティアや地元のお祭りへの参加も行います。

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マルタ島への海外語学研修

希望者対象の海外研修のもうひとつは、地中海に浮かぶ島国マルタ共和国での語学研修を隔年で実施しています。現地の家庭にホームステイし、語学学校に通い英語を学ぶとともに、海外の文化に触れながら理解を深めます。コロナ禍では、代替イベントとして「オンライン国際交流」を行いました。

海外の姉妹校・友好校との交流

Brighton Secondary School および、Kingʼs Baptist Grammar School(どちらもオーストラリア)とそれぞれ姉妹校・友好校の提携を結んでいます。海外語学研修や本校に訪れる外国人との交流などを通じて、異文化理解を深め、グローバル社会で通用するコミュニケーション力を体得します。両校の生徒たちは定期的に本校を訪問し、華道の体験授業や体育祭などの行事に参加。外国人との交流を通じ、生きた英語に触れることができます。

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2018年度 オーストラリアの姉妹校 Brighton Secondary School 来校時の様子

Communication Square

東洋大学から派遣された2人のALT(Assistant Language Teacher)が常駐し、非常勤のALTと合わせた3人体制で生きた英語を学べるようにしています。3人とも英語指導のスペシャリストです。
昼休みなど英会話の授業以外にALTと生徒が自由にコミュニケーションをとれるよう、「Communication Square」を設置しています。校内にいながら、外国に行った気分を味わい、楽しく会話できる工夫をしています。 

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英語検定対策

英語検定対策指導を実施。検定試験に合格することは、英語力を向上させることはもちろん、英語を学ぶ意欲の向上や、生徒の自信を育むことにもつながります。 

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英語科教員、在校生の声

「英語ツールに視野と興味を広げ自らの可能性を大きく伸ばします。」(英語科教員)

グローバル化の進展に伴い、英語によるコミュニケーション能力はますます重要となっています。本校では、英語によるコミュニケーション能力の基礎をつくり、より発展させるため、さまざまな学習の機会を設けています。習熟度別にクラスを編成し、それぞれにネイティブ教員を配した英会話の授業に加え、常駐するネイティブ教員といつでも会話を楽しめる環境を整え、英語によるプレゼンテーション、海外ホームステイなどを実施。話す楽しさ、通じる喜びを通して、新たなことにチャレンジする意欲へつながる英語教育を実践しています。

「ネイティブ教員との会話で苦手意識がなくなりました。」(在校生)

中学の3年間では音読と英作文に力を入れ、丁寧な指導を受けられたことで、中学3年次に受検した英検2級のライティングでは満点を取れました。ネイティブの先生がいつもそばいるため、いつでも英語で話せ、外国の文化を知ることもできます。海外語学研修では、無意識に英語で話し、考え事も英語でしていたことに気づき、自分でも驚きました。