Ⅳ.新規事業計画

新規事業教育のグローバル化、人口の減少と地方の過疎化等、教育機関を取り巻く環境の急速かつ激しい変化や、予期せぬ突発的な事態に的確に対応するためには、常に変化に備えた態勢でいることが求められる。社会から求められ、かつ東洋大学をはじめとした各設置学校において必要な教育を展開し続けるためには、何をどのように教育するのが最善かを、常に考えていなければならない。

今中期計画における新規の事業計画は以下の通りであるが、大規模なキャンパスの再編、学部・学科の改編等、2037 年の150 周年に向けて、今後の東洋大学の在り方に大きなインパクトを与えるものである。

1.赤羽台キャンパスの整備

・B 地区開発(校舎建設)

・ライフデザイン学部の移転

・C 地区開発(アリーナ・図書館等の建設)

・D 地区開発(学生寮の建設)

「ライフデザイン学部の赤羽台キャンパス移転」

2021 年度に、ライフデザイン学部、ライフデザイン学研究科を現在の朝霞キャンパスから赤羽台キャンパスに移転し、修学キャンパスとする。北区との連携による教育・研究の推進、新設の施設・設備による教育効果の向上と研究環境の充実を目指す。

「赤羽台キャンパス新校舎建設計画(赤羽台敷地B・C)」

ライフデザイン学部移転(2021 年)に伴い、赤羽台キャンパス敷地A(情報連携学部使用)の隣地の敷地B に、新棟(計画床面積21,000 ㎡程度、2021年1 月竣工予定)を建設する。また、健康スポーツ科学部、福祉社会デザイン学部の設置(2023 年)にあたり、敷地B の隣地の敷地C に、体育館アリーナ、実験室、実習室、研究室、図書館、食堂等(計画床面積32,000 ㎡程度、2023年1 月竣工予定)を建設する。新学部設置を見据え、次世代の教育研究環境の実現を目指す。

「学生寮建設計画(赤羽台敷地D)」

赤羽台キャンパス敷地A(情報連携学部使用)の隣地の敷地D に、外国人留学生と日本人学生が混住する学生寮(計画床面積8,500 ㎡程度、2022 年1 月竣工予定)を建設する。混住型学生寮の建設により、外国人留学生に対する本学のプレゼンスを向上させるとともに、日本人学生との交流の機会を増やすことで、大学のより一層の国際化を図る。

「キャンパス再編・学部改組における情報環境整備」

建設が予定されている赤羽台キャンパスの新棟(赤羽台キャンパス敷地B、C)の情報環境整備を行う。整備にあたっては、ICT 活用計画、ネットワーク基盤強化といった全キャンパスにおける計画を念頭に、データ収集・分析等に適した環境整備を行うことで、Society5.0 時代に求められる教育研究環境の構築を目指す。

2.福祉社会デザイン学部の設置

・社会福祉学科の再編:福祉教育の一体化による教育研究の発展

・子ども支援学科の設置:現代的課題に対応できる保育専門家の養成

・人間環境デザイン学科の再編:デザインを通じた社会課題の改善

「福祉社会デザイン学部の設置」

2023年度に、ライフデザイン学部、社会学部第1 部社会福祉学科を改組し、赤羽台キャンパスに「福祉社会デザイン学部」を設置する。福祉系学部学科の統合による福祉系教育体系の一本化、学部・学科、研究科・専攻の教育・研究体系の一体化、北区との全面的な連携による教育・研究の質向上等を目指す。ソフト・ハード両面での福祉の一大拠点とし、国内外、とりわけ「アジアのハブ大学」としてアジアに向けて福祉分野の知見を発信する。

「社会福祉学研究科の再編」

新学部「福祉社会デザイン学部」の設置に伴い、関連する大学院を再編する。改組対象は、現在の社会福祉学研究科社会福祉学専攻、ライフデザイン学研究科生活支援学専攻、人間環境デザイン専攻。新学部の学科・教員構成を基に、研究科・専攻を再編する。

3.健康スポーツ科学部の設置

・健康スポーツ科学科の設置:スポーツ科学による健康づくりとアスリートの競技力向上

・栄養科学科の設置:栄養科学による健康づくりとアスリートの競技力向上

「健康スポーツ科学部の設置」

2023年度に、ライフデザイン学部健康スポーツ学科、食環境科学部食環境科学科スポーツ・食品機能専攻を改組し、赤羽台キャンパスに「健康スポーツ科学部」を設置する。スポーツ系の学科・専攻の統合、「スポーツ」と「栄養」の連携による高度な健康科学の追求、「健康」と「福祉」の連携、「健康」と「情報」の連携等、総合的なアスリート支援体制の構築を目指す。これからの日本及び国際社会が抱える少子高齢化・人口減少といった諸問題に、スポーツ科学、栄養科学、健康科学等の研究成果によって貢献し、「スポーツの知の拠点」となることを目指す。

「健康スポーツ科学研究科(仮称)の設置」

新学部「健康スポーツ科学部」の設置に伴い、2023 年度に、関連する大学院を改組し、「健康スポーツ科学研究科(仮称)」を設置する。改組対象は、ライフデザイン学研究科健康スポーツ学専攻、食環境科学研究科食環境科学専攻。新学部の学科・教員構成を基に、研究科・専攻を再編する。

4.朝霞キャンパスの整備

・キャンパスの再開発(校舎建設・保存書庫整備)

・板倉・川越キャンパスからの移転

「朝霞キャンパス再整備計画」

生命科学部、食環境科学部、理工学部生体医工学科の移転(2024 年)に伴い、朝霞キャンパスに、新棟(計画床面積30,000 ㎡程度、2024 年1 月竣工予定)を建設する。移転時の学部再編を見据え、次世代の教育研究環境の実現を目指す。また、現在板倉キャンパスで活動する運動部の活動環境の整備も同時に行う。

「キャンパス再編・学部改組における情報環境整備」

建設が計画されている朝霞キャンパス新棟の情報環境整備を行う。整備にあたっては、ICT 活用計画、ネットワーク基盤強化といった全キャンパスにおける計画を念頭に、データ収集・分析等に適した環境整備を行うことで、Society5.0時代に求められる教育研究環境の構築を目指す。

「生命科学部、食環境科学部、生体医工学科の朝霞キャンパス移転」

2024 年度に、生命科学部、食環境科学部、生命科学研究科、食環境科学研究科を現在の板倉キャンパスから朝霞キャンパスに移転し、また、理工学部生体医工学科、理工学研究科生体医工学専攻を、現在の川越キャンパスから朝霞キャンパスに移転し、修学キャンパスとする。社会が抱える要求に応えることができる多様な人材、新しいアイデアから社会的意義のある価値を創造できる人材、地球規模の視野を持ち考えることのできる人材を育成し、SDGs達成とSociety5.0社会実現への貢献を目指すキャンパス・学部とする。

5.生命科学部の再編

・生命科学科の再編:地球環境維持と人類社会の発展

・生物資源学科の設置:有用生物資源利用による人類社会の発展

・生体医工学科の再編:生命工学技術を応用した生活の質の向上

「生命科学部の再編」

生命科学部(板倉キャンパス)、理工学部生体医工学科(川越キャンパス)の朝霞キャンパスへの移転(2024 年)に伴い、現在の生命科学部と理工学部生体医工学科を、新学科を含む新たな生命科学部へと再編する。入学生の多様化促進と連携教育によるカリキュラムの高度化、学問の垣根を超えたプロジェクト研究によるイノベーション、外部機関との共同研究・産学共創による高い研究能力の醸成、学際領域で活躍する優秀な若手研究者の積極的雇用等を目指し、新コース制による「広く、そして、深い教育」を実現する。

「生命科学研究科の再編」

生命科学部、理工学部生体医工学科の再編に伴い、2024 年度に、関連する大学院を再編する。改組対象は、現在の生命科学研究科生命科学専攻、理工学研究科生体医工学専攻。再編後の学部の学科・教員構成を基に、研究科・専攻を再編する。

6.食環境科学部の再編

・食環境科学科の再編:低環境負荷で持続可能な食環境の創造

・フードデータサイエンス学科の設置:データサイエンスによる食の偏在・ロスの解消

・健康栄養学科の再編:次世代のライフスタイルに向けた新たな栄養管理

「食環境科学部の再編」

食環境科学部の板倉キャンパスから朝霞キャンパスへの移転(2024 年)に伴い、現在の食環境科学部各学科を、新学科を含む新たな食環境科学部へと再編する。食に関わる全ての問題に対応する唯一の学問領域として、低環境負荷で持続可能な先駆的食環境産業の提案・開発・推進、データサイエンスを駆使した食の偏在・ロスの解消、人間活動の高度化に対応した新しい栄養管理の提案・実現により、「食の高次化」「次世代の食」を提案・実現し、「健康寿命の延伸」を図る。

「食環境科学研究科の再編」

食環境科学部の再編に伴い、2024 年度に、関連する大学院を再編する。改組対象は、現在の食環境科学研究科食環境科学専攻。再編後の学部の学科・教員構成を基に、研究科・専攻を再編する。

7.板倉キャンパスの利活用

・板倉キャンパスの跡地利用の検討

「板倉キャンパスの跡地利用」

生命科学部、食環境科学部の朝霞キャンパス移転(2024 年)に伴い、板倉キャンパスの活用方法について検討・決定する。教育研究施設のほか、運動部合宿所、グラウンドも含めて検討する。群馬県及び板倉町とも協議のうえ、本学にとり有効な活用方法を模索する。

8.社会学部の再編

・国際社会学科の設置:ダイバーシティ・マネジメントを担えるグローバルシチズンの育成

「国際社会学科の設置」

2021 年度に、社会学部社会文化システム学科を改組し、国際社会学科を設置する。在日外国人数の急激な増加等にみられる日本社会の変化、環境破壊や紛争等国境を超える課題にみられる世界情勢の変化のなかで、多様性を積極的に活用し、課題を創造的に解決してく現場立脚型の「グローバル・シチズンシップ(地球市民としての資質・態度)」教育及び人材育成を目指す。


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