Campus Life & Career スポーツシンボルマーク
東洋大学は2023年にスポーツを「する」人「みる」人「ささえる」人が一体感をもって運動部への応援を盛り上げていくため、シンボルマークを制定し、2025年に名称が「Win-T(ウィンティー)」に決定しました。
コンセプト
東洋大学のスポーツシンボルマークは、「TOYO UNIVERSITY」の頭文字である「T」「Y」「U」と、鶏をモチーフに組み合わせてデザインされています。
白山キャンパス周辺は、かつて「鶏声ヶ窪(けいせいがくぼ)」と呼ばれていました。これは現在の白山キャンパス8号館の場所で、夜な夜な鶏の鳴き声が聞こえ、その声のする場所を掘ったところ金の鶏が出てきた――という伝説に由来すると伝えられています。
東洋大学の前身「哲学館」の時代、この地にあった古井戸は「鶏声ヶ井戸」と呼ばれ、鶏の鳴き声はそこから聞こえたとされており、この話は創立者・井上円了の著作にも記されています。また、円了先生が鶏をモチーフにした絵葉書などを制作していたことも、円了記念博物館の所蔵品から確認されています。
このような歴史と伝承をもとに、「多くの学生が“金の鶏”のように、自らの声を世界に響かせ、羽ばたいていく存在であってほしい」との願いを込め、BEAMS SPORTSに本マークを製作いただきました。
スポーツシンボルマークの名称
「Win-T(ウィンティー)」
この名称は、東洋大学の学生を対象に実施した公募により決定されたもので、75件の応募の中から選出されました。
「Win-T」の由来
「Win-T」という名称には、「Win(勝つ)」という前向きな意味に加え、「Wing(羽)」が表す飛躍、そして「T」には東洋大学の「T」だけでなく、「Team(チーム)」「Try(挑戦)」といった、多様な意味が重ねられています。
考案者である文学部 教育学科 2年 中山 璃乃(ナカヤマ リノ)さんのコメント
『初めてシンボルマークを見たとき、鳥が羽ばたいているような前向きなエネルギーや力強さを感じました。大学野球やサッカーの試合を観戦する中で、学生たちが全力で挑む姿に心を打たれ、勝敗以上に、仲間とともに戦う姿勢に大学スポーツの魅力を強く感じています。シンプルながらも意味の深い名前にしたいと考え、“Win-T”という名称を提案しました。自分の案が採用されたと聞いたときは、本当に驚き、喜びと誇りでいっぱいでした。』
スポーツシンボルマークを使ったオリジナルウォーターの発売
このシンボルマークをより多くの学生に知ってもらうため、経営学部マーケティング学科の学生たちが広報の方法を検討し、親しみやすく日常に取り入れやすいアイテムとして、東洋大学のスポーツシンボルマークをラベルにデザインした「東洋大学オリジナルウォーター」が誕生しました。
その他、Tシャツ・帽子・マフラータオルなどのオリジナルグッズを東洋大学オリジナルグッズショップで発売しています。