For Alumni 朝霞キャンパス最前線 学生主体で創る新たな「食空間」 TOYO FOOD LAB
朝霞キャンパス最前線
学生主体で創る新たな「食空間」
2024年、「命と食が輝くスマートキャンパス」として生まれ変わった朝霞キャンパス。
「食」にまつわるあらゆる分野を学ぶ学生たちが学食の企画・運営に参加するプロジェクト「TOYO FOOD LAB」に取り組んでいます。

(写真左) 食環境科学部 フードデータサイエンス学科 3年 杉本 結
(写真中央) 食環境科学部 食環境科学科 露久保 美夏 准教授
(写真右) 食環境科学部 食環境科学科 3年 神谷 雫月
朝霞キャンパスの学食は第二の研究室
本プロジェクト発足当初から関わる食環境科学部食環境科学科の露久保准教授に、発足の経緯やプロジェクトへの想いを伺いました。
- 「TOYO FOOD LAB」を発足された目的、活動を通して学生に期待することを教えてください。
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露久保 食環境科学部の朝霞キャンパス移転に伴い、学生食堂(以下、学食)にも「食」を扱う学部ならではの個性を出したいと考えたことがきっかけです。新しくできる学食の規模もまだわからない状態でしたが、プロジェクトを立ち上げて一緒に活動する学生を募集しました。その背景には、学生が授業で学んだことをアウトプットできる場を作りたいという想いがありました。実際にオープン前の準備期間では、授業で学んだ知識を活かして、学生がお皿やトレーなどの食器も選びました。「Umart! (ユーマート!)」という学食の店名も、学生たちのアイデアから決まったものです。
食環境科学部は三学科で構成されていますが、本プロジェクトは他学科の学びを知るきっかけにもなります。それぞれが自分たちの学びを持ち寄って共有し、強みを発揮し合うことで、よりよいものを創ることができる。他学科の学生から新たな気づきを得ることで、自分たちの学科の個性も知ることができる。学生にとって、とても有意義な交流の場になっていると思いますね。通常の授業では接点のない経営学部とのコラボレーションや地域の皆さまと連携することもあり、さまざまな分野の方と関わる経験は、将来にきっと活きるはずです。
朝霞キャンパスの学食は、学生にとって単に食事をするだけの場所ではなく、第二の実験室や研究室でもあってほしいと思っています。これからもやりたいことはどんどん発信して周囲を巻き込んで、色々なことにチャレンジしてほしいですね。
皆の〝やりたい〞を形にできることが魅力
実際に学生はどのような活動に取り組んでいるのか、食環境科学科の神谷雫月さん、フードデータサイエンス学科の杉本結さんにお話を聞きました。
- 「TOYO FOOD LAB」はどのような体制で活動されているのでしょうか。
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杉本 メニュー開発部に加え、店内のデジタルサイネージやポスターなどの制作を担当する広報部、売上データの分析などを行うデータ戦略部、近隣でお借りしているシェア畑「Ufarm!」の管理や外部とコラボレーションする際の窓口となるファーム&リンク部の四部門で構成され、学食の企画・運営に携わっています。
神谷 杉本さんはデータ戦略部、私はファーム&リンク部、それぞれの部長として協力し合いながら取り組んでいます。発足当初は約40人でしたが、今では約140人が参加するプロジェクトになりました。学食を訪れる人が常にワクワクできるよう、試行錯誤しながら日々活動しています。

地元農家の協力を得て、土作りから収穫まで農業を学ぶ

広報部が制作したデジタルサイネージ広告
- 印象に残るプロジェクトや現在注力している取り組みについて教えてください。
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杉本 経営学部と連携した酒粕プロジェクト「U-go! 〜酵母の贈り物〜」が印象に残っています。普段廃棄されることが多い酒粕を学食メニューに取り入れる企画でしたが、一年次でリーダーを務めさせていただきました。白山キャンパスで学ぶ経営学部との連絡・調整には苦労しましたが、提供したメニューが品切れになるほど大盛況となり、大きな達成感を覚えました。この活動を通して、ゴールを見据えて考え、行動する力が身についたと思います。また、データ戦略部では学食内に設置されている複数の飲料自動販売機の売上にも着目し、学びを活かしてデータ分析を行い、商品の配列を工夫しています。
神谷 昨年、白山キャンパスで開催されたホームカミングデーに出店し、四種類入ったクッキーを200セット作って販売しました。試作段階から大変なこともありましたが、数時間で完売となり、卒業生の皆さまには本当に感謝しています。私が現在注力しているのはランチタイムの混雑解消。昨年好評だったキッチンカーを継続して配置することで、一人でも多くの方に学食メニューを楽しんでいただこうと思っています。地域の農家さんと連携させてもらっていることも、一次産業の知見を深める貴重な機会となっています。
杉本 プロジェクトの過程では失敗もありますが、皆で共有して反省点を次に活かす。常に前向きに取り組む姿勢がありますよね。
神谷 皆の〝やりたい〞を形にできることが、このプロジェクトの大きな魅力だと思います。
▲ 学食で提供されているプロジェクトチーム考案の「酒粕仕立ての鶏すき焼き」は人気メニューの一つ - 今後の抱負、卒業生の皆さんへのメッセージをお願いします。
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神谷 本学はさまざまな分野に精通した先生方がたくさんおられますが、他学科の研究室だとどんなことを専攻としているのか知らない学生が多いと思います。それぞれの先生方の研究成果を活かしたメニュー開発ができれば、学生にとっては授業以外の新たな気づきにつながると思いますので、これから積極的に取り組んでいきたいですね。
杉本 私はもっと企業とのコラボレーションに注力していきたいですし、神谷さんが部長を務めるファーム&リンク部と連携して取り組んでいきたいですね。
神谷 今年度もホームカミングデーに出店させていただきます。昨年は皆さんの本学への深い愛情を実感しました。今年度も「TOYO FOOD LAB」の取り組みに、ぜひ注目してください。
杉本 朝霞キャンパスの学食は、飽きのこないメニューが揃っています。ぜひ、お召し上がりください。よろしくお願いします。
