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学生・教職員が一体となり継続して活動する能登半島地震復興支援

2024年1月1日に発生し、甚大な被害をもたらした「令和6年能登半島地震」。本学は発生直後から各キャンパスで募金活動を開始し、同年3月より復興支援ボランティア活動を開始しました。春季休暇やゴールデンウィーク期間中には、学生と教職員が現地に足を運び、瓦礫撤去や炊き出しなどの支援活動を行いました。
その後、夏季休暇期間中には総勢110名を超える大規模な支援活動を展開。学生・教職員が5つの拠点に分かれて復興支援を行い、支援体制を確立しました。また、その数週間後の9月に発生した豪雨災害に対しても、10月と11月に輪島市河井町でボランティア活動を実施しました。
2025年度には、瓦礫撤去などの支援活動から「傾聴ボランティア」へとフェーズが移行し、春季休暇およびゴールデンウィーク期間中に支援活動を実施。2025年5月現在、合計179日間にわたって総勢220名の学生・教職員が継続的に支援活動を行っています。
また、2025年3月には白山キャンパス井上円了ホールにて、ドキュメンタリー映画『凪が灯るころ?奥能登、珠洲の記憶?』の上映会および能登復興を報道支援する活動の報告会を開催し、約140名が来場しました。このイベントは、能登から遠く離れた東京でも、現地の現状を知ることができる貴重な機会となりました。
本学では、被災者の皆様が一日も早く日常生活に戻られることを願い、今後も支援活動を継続してまいります。

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新学部設置を契機とした川越キャンパスの新たな展開

川越キャンパスを包む「こもれびの森」は、地域の方々が大切にしてきた雑木林を本学が引き継ぎ、共に守り続けてきた場所です。その川越キャンパスでは、新しい科学を追求する『こもれびの森キャンパス』としてリデザインが進行しています。
総合情報学部総合情報学科では、2025年度から3専攻制を導入。文理融合のカリキュラムで総合的な知識とスキルを培い、個々の志向と興味関心に合わせた学びを深めます。
2027年4月には、環境問題の解決に向けた新たなインパクトの創出を図る「環境イノベーション学部(仮称・設置構想中)」を開設します。キャンパスの象徴でもある「こもれびの森」と調和する環境配慮型の新校舎(ZEB仕様)と、豊かな自然環境を最大限に活用した、環境分野を中心とする複合的な学び、さらにICT の活用と実体験とを融合させたカリキュラムを展開。「デジタル・グリーン技術の探究」「科学コミュニケーションの醸成」といった2つのアプローチで、課題解決に向けたイノベーションの創出を目指します。
理工学部では2027年度のカリキュラム改編で学びのリデザインを進めます。ものづくりの普遍的な知識と、最新のデジタルエンジニアリング技術を修得し、優れた課題解決力を身につけたエンジニアを育てます。川越キャンパスは、教育・研究・地域連携を通じて新たな価値を創出する「Smart GreenCampus」へと生まれ変わります。

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Close-up! 01:2024年度に飛躍した注目の運動部

2024年11月に神宮球場で行われた「東都大学野球秋季リーグ1・2部入替戦」。本学硬式野球部は東京農業大学に勝利し、2023年秋季リーグ以来の1部昇格を果たしました。2025年春季から東都リーグ1部で、さらなる高みを目指しています。
サッカー部男子部門は、2024年12月に開催された「第73回全日本大学サッカー選手権大会」に出場。決勝戦で新潟医療福祉大学に1対0で勝利し、悲願の初優勝を果たしました。アイススケート部フィギュア部門は、2025年2月に開催された「第52回関東学生フィギュアスケート選手権大会」の最上級クラス7・8級で、増田未夢選手(2025年社会学部卒業)が女子個人優勝。男子個人でも戸田晴登選手(健康スポーツ科学部・2 年)が2位となり、男女ともに団体1位の快挙を成し遂げたほか、5・6級クラスでも男女とも団体2 位となるなど、大活躍の大会となりました。

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第73回全日本大学サッカー選手権大会で優勝した
サッカー部男子部門。

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2024年度東都大学野球秋季リーグ
1・2部入替戦で勝利した硬式野球部。

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めざましい活躍を見せた
アイススケート部フィギュア部門。

Close-up! 02:世界の舞台で輝いたTOYO

2024年夏にフランス・パリで開催されたオリンピック・パラリンピックでは、本学史上最多となる16名が選出されました。
レスリング女子76キロ級に出場した鏡優翔選手(総合情報学研究科・2年、2024年社会学部卒業)は、決勝戦でアメリカの選手と対戦し、3対1で見事勝利、金メダルを獲得しました。日本人の女子レスリング・最重量級での決勝進出・金メダル獲得はオリンピックでは史上初の快挙となりました。
競泳の松下知之選手(国際観光学部・2 年)は、男子400メートル個人メドレーで銀メダルを獲得。大舞台で自己ベストを1秒以上も更新するタイムでフィニッシュし、今大会の日本競泳陣で唯一のメダル獲得を果たしました。ほかにも、競泳、陸上競技、パラ水泳、パラ馬術でチーム入賞を含め、計12名が入賞し、本学関係者が大活躍しました。

news_and_topics_h レスリング女子76キロ級で金メダルを獲得した鏡優翔選手(左)と、競泳男子400メートル個人メドレーで銀メダルを獲得した松下知之選手(右)。

Close-up! 03:『マンガ円了』全7話が完成

東洋大学の創立者である井上円了の半生をマンガで描いた物語です。
井上円了は、日本に哲学を広めた哲学者、教育者であり、また妖怪博士としても知られています。幕末から明治時代という激動の時代を生き抜き、どのように成長し、どのような想いを抱いて哲学館(現東洋大学)を創立したのか、その姿をマンガを通じて深く掘り下げます。
連載は2023年3月にスタートし、2025 年2月に最終話を公開、完結しました。
この作品は全7話で構成され、井上円了の熱い志とチャレンジ精神に満ちた半生が描かれています。現在の東洋大学にもつながる彼の生き様と、教育への情熱をより多くの人に知っていただけるよい機会です。井上円了の哲学館への熱い想いをぜひ体感してください。

news_and_topics_i  全7話
『マンガ円了』堂々完結!!