For Alumni 応援に込める想い 東洋大學應援指導部

TOYO GREATBEE 東洋大學應援指導部

応援に込める想い

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オール東洋で「共鳴」したい

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主将・リーダー長
佐藤 彩花
社会学部社会学科 4年

本年度、私たちは「共鳴」をスローガンに掲げました。應援指導部は、リーダー部・チアリーダー部・楽器部の3部門で構成されています。各部門が強みを活かし合い「共鳴」することで、選手やお客様と一体感を創り出したい。私たちが応援を楽しむ姿を見て、お客様にも「共鳴」していただきたい。そんな想いをスローガンに込めました。実現するために部員一人ひとりが向上心を持って練習に取り組んでいますが、主将になってまず心がけたのは、下級生の声に耳を傾けることです。それまで、応援後の反省や振り返りは主に上級生が行っていましたが、全員が意見を言いやすい雰囲気づくりに取り組みました。応援後に気づいたことがあればLINEで連絡をもらうようにしています。3月に5日間の強化練習を行った際には、些細なことでも一人ひとりの良い部分を見つけて、全員に「ここが良かったよ。これからも頑張ろう」と連絡しました。今では「応援することが楽しくなりました!」と言ってくれる後輩が増えて、とてもうれしく思っています。
私自身が応援を見直す転機となったのは、硬式野球部が東都リーグ2部に降格した試合です。あと1アウト取れば1部残留という状況からの逆転サヨナラ負け……。応援していた私たちにも気の緩みがあったと思います。選手が苦しいときこそ私たちの声が必要なんだと気づかされました。悔しさのあまり号泣したまま撤収しましたが、それではダメだと思い、本年度から試合終了後には共に応援してくださったお客様に、感謝の気持ちを伝えるようにしています。チアリーダー部・楽器部がずっとグラウンドを向いていたことも改善し、場面によってお客様の方を向くようにしました。私たちは応援団ではなく、應援指導部。応援団は自分たちのパフォーマンスで完結しますが、お客様と一つになるのが應援指導部。試合の局面によってチアが応援歌の歌詞ボードを出すなど、お客様に「共鳴」していただく工夫をしています。
もう一つ注力しているのが、広報活動です。10年ぶりにHPを復活させ、SNSでは大会告知や結果報告はもちろん、練習や応援風景などの動画もたくさんアップしています。おかげさまでさまざまなオファーが増え、今年は入学式・卒業式でも演舞を披露しました。卒業生の皆さんも、フォローしてくださるとうれしいです。
私は入学前に応援団の経験もなく、スポーツにも疎かったのですが、入部後に数多くの経験をさせていただいたことで、成長できたと思っています。会計業務を担当した際には、大学の支えがあってはじめて応援できることを実感しました。硬式野球部をずっと応援してくださっていた方が、出雲駅伝に駆けつけてくださったこともあり、今は一人でも多くの「東洋ファン」を増やしたいと思っています。
現在、部員は71名になりました。これも、コロナ禍の苦しい時期を乗り越えてくださった先輩方のおかげです。遠征費や楽器の修理費など、お金のやりくりは大変ですが、伝統ある應援指導部を次世代につなげるため、大学側の勧めもあってクラウドファンディングを始めました。ぜひ、ご支援してくださるとうれしいです。硬式野球部の秋のリーグ戦、大学三大駅伝、12月の鉄紺祭などで皆様をお待ちしています。オール東洋で共鳴しましょう。

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リーダー部

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リーダー長 佐藤 彩花
社会学部社会学科4年

リーダー部は現在9名で活動しています。他大学と比べると少人数ですが、だからこそ1人ひとりの役割がとても重要であり、センターリーダー・サブリーダー・鼓手・旗手・サインなど、全体の中でそれぞれが責任ある役職を担っています。部のスローガンは「狂鳴」。個々が理想のリーダー像や応援を追求し、納得いくまで練習を重ねて「応援狂」になってほしいという想いを込めています。自分たちの一声一鳴きでその場の雰囲気が変わることが多く、すべてを司るのがリーダー部の役割だと考えています。お客様をも応援狂にしてしまうほど、心に響く応援を届けることが目標。硬式野球部の試合では、お客様との距離が近く、得点のたびに共に肩を組んで喜び合えるのが最高にうれしい瞬間です。迫力満点の声や振りで盛り上げるリーダー部の応援にぜひ注目してください。

チアリーダー部

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チアリーダー長 菅原 乃々佳
法学部法律学科4年

入部して間もない頃に行われた硬式野球部の試合で、今も忘れられない光景があります。当時の應援指導部は全体で約30名でしたが、相手校のスタンドには倍以上の応援団が陣取っていたのです。負けじと懸命に応援する先輩の姿に感動し、上級生になったらもっと大きな部にしようと心に誓いました。今年度はSNSに力を入れ、チアリーダー部では体験会に来た新入生に演舞を披露する取り組みも始めました。その効果もあり、チアリーダー部だけで現在42名となっています。できる技も演目も増えましたので、ぜひ応援に来ていただけるとうれしいです。チアリーダー部のスローガンは「共彩(きょうめい)」。どんな試合展開でも笑顔を絶やさず、踊ることでその場を明るくする、花のような存在を目指しています。私は活動を通して、母校愛が深まりました。卒業生の皆さん、共に東洋を応援しましょう。

楽器部

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楽器長 長谷川 花菜
法学部法律学科4年

スローガンは「響鳴」。リーダー部・チアリーダー部に比べると動きが少なくて目立たない分、誰よりも笑顔で声を出すことを全員で心がけています。駅伝では、選手が目の前を通るまで演奏し続ける「エンドレス応援歌」を披露しますが、特に印象に残っているのが2年次の出雲駅伝。歯を食いしばって走る選手とは対照的に、疲れから途中で演奏が途切れる場面もあり、自分自身が情けなくなりました。しかし、地元の校友会の方が「エンドレス応援歌のおかげで盛り上がった。楽しかった!」と言ってくださったのです。私たちの応援を楽しみにしてくださる卒業生の方がいることに感動しました。硬式野球部の試合では秋のリーグ戦の大事な局面で『キセキ』を演奏し、楽器部の見せ場を作る予定です。選手はもちろん、卒業生の皆さんにとっても力になるよう応援し続けます。