
学部長メッセージ
多彩な学問分野から
人間の本能である
“観光”にアプローチ
国際観光学部の強みは、観光について総合的に学べることです。経済・経営・社会・環境・まちづくり・文化・地域研究など多彩な視点から興味ある分野を選んで、観光を深く学べるようになっています。
みなさんが観光地を訪れた今までの経験はどのようなものであったでしょうか?美しい景色に感動したり、地元の方々の精一杯のおもてなしに心が温かくなったり、一方でがっかりしたりなどいろいろな想い出があるのではと想像します。国際観光学部では、今までは想い出づくりであった観光地を学びの対象としてとらえます。例えば、サステイナブルな観光について考えます。現在海外から日本を訪れる人たちは、コロナ前の数を超えました。一方で、訪問客が多過ぎて、観光公害(いわゆるオーバーツーリズム)が各地で問題になり、場所の差はあるものの、これ以上訪問客が来ると困ると考え始めた地域もあります。観光をマネジメントする側にとって、その地域に住む住民が観光によって受けるインパクトを調べて、現地の環境や文化を保持しながら訪問客を持続的に迎えていくにはどのようにしたらよいのかを一緒に考えていきましょう。そのような目的を持って現地調査で訪れた観光地は、以前訪れた時とは異なる景色に映るはずです。
旅は人間の本能であり、人類の長い歴史は「旅すること」で歩んできたともいわれ、観光は多様なかたちになれどもいつも人間の幸福に貢献していくと確信しています。将来観光分野で活躍する夢を持って、日々の勉学に励む学生の皆さんの夢の実現に向けて、教員一同一所懸命サポートしていきます。
PROFILE プロフィール
所属:
国際観光学部 国際観光学科 教授/博士(学術)
専門分野:文化ツーリズム、地域研究