Academics & Global 教学中期計画2024-2028基本方針「未来を哲学する、東洋大学」

「未来を哲学する、東洋大学」

哲学し、科学する力が地球社会の未来をつくる。

ダイバーシティが連携を生み、協働が改革を支える。

〇 東洋大学の哲学とは、物事の本質に迫って深く探求し、考察を重ねることであり、諸学の基礎である。この基礎の上に、地球社会のあらゆる課題に取り組む科学として学問研究が成り立つ。科学する力を身につけ、実践することで、東洋大学は、未来づくりに貢献する。

〇 東洋大学の特徴は、多様性を有していることにある。多様性は困難な状況や課題を克服するための必要条件となる。違いを超えて連携し、協働し、改革を続けることで、伝統を未来に繋ぐことができる。


上記の考え方のもと、さまざまな社会状況が突きつける課題を乗り越えるとともに、創立150周年を見据えた東洋大学の未来を創るために、以下の6つの具体的な基本方針と目標を掲げています。

① 3万人のLearning Journeyを支える新しい教育の姿かたちの創造
学生一人一人が物事の本質に迫って深く考察し、哲学する学びの旅を続ける力をつける。
  1. 大人数教育から少人数教育による対話型、議論型教育へ展開
  2. 資格取得プログラムにおける学外実習等の充実
  3. 学修成果・成績状況を踏まえた学習指導方法の充実(各種データ活用含む)
  4. 学部と大学院との連携・接続の強化
  5. 全学基盤科目と全学共通科目による総合知の育成
  6. 単位制度の改正(大学設置基準§21)による、科目の見直し
② 多様な学生の課外活動及びキャリア形成への支援
多様な個性を活かしてキャリアを展望し、柔軟に社会で活躍できる学生を育成する。
  1. 正課及びキャリア形成としてのインターンシップの充実
  2. アスリートへのサポート及び学習支援体制の構築と充実
  3. 留学生の就職支援の拡充
  4. ウェルネスセンターとの連携による、障がいのある学生に対する合理的配慮等の支援体制の確立
③ SGU×SDGsによる国際教育の推進
SGUで培った知識・経験を基に、SDGsをはじめとした国際的な課題の解決に参画できる学生を育てる。
  1. NEXT SGU:全学的な共通推進施策等の策定・推進
  2. 学部学科ごとの特徴ある国際教育の展開
  3. 学生の海外研修・異文化交流や留学への支援
  4. 独自のSDGs活動の実践
    ・テーマ学習や海外研修の実施
    ・学外コンペへの学生の参画支援
    ・SDGsアンバサダー
    ・SDGs留学生アンバサダーの活動支援等
④ ブランドとなりうる連携・共同研究を促進
研究により新しい価値を生み出し、社会的課題解決に貢献することで、東洋大学のブランド力を高める。
  1. SDGs等の諸課題の解決に向けた研究の展開
  2. 領域横断型の重点研究の強化によるブランド化及び自走化の促進
  3. 外部資金の獲得に向けた共同研究や国際共著論文執筆の支援
  4. 科研費等の獲得率上昇を目指し、各キャンパスにURAを置き、全学のみならず学部・学科等による戦略的支援の促進
  5. 日本語による優秀論文を外国誌へ投稿(翻訳等)する支援の強化
  6. 産官学連携による研究拠点の形成と補助金獲得の支援
  7. JSTの戦略的補助金の確保と研究に関与する院生・学部生を増やすことによるシーズの育成
⑤ 特色あるリカレント教育の推進と社会貢献活動の拡大
職業や人生キャリアを豊かにするために、多様な方法で学ぶことができる東洋大学リカレント教育モデルを創る。
  1. 社会貢献センターを中心とした東洋大学リカレント教育モデルの構築
  2. 研究科におけるリカレント教育モデルの構築(高度専門職人材等の養成を目指し、社会人のためのコースを拡充)
  3. 今後の学部におけるリカレント教育、リスキル教育等の展開
  4. 地域連携の推進
⑥ 多様性ある教員組織の拡充と教職協働の強化
総合大学としての多様性を強みとして、教職協働により人類の幸福のために奮闘する東洋大学の伝統を堅持する。
  1. 学部・学科等のアカデミックプラン、各種プログラムに沿った教員組織の見直しと拡充(設置基準改正に伴う教員組織の充実)
  2. 国際競争力、特色ある教育研究活動(事業・プログラム)を推進する教職員の加配
  3. 教員のジェンダーや国籍、年齢構成等、多様性を意識した教員編制方針の立案と適切な教員組織の編制