Academics & Global 東洋大学スタンダード
学部の枠組みを超えたグローバル人財の育成
「東洋大学スタンダード」
東洋大学は、建学の精神「諸学の基礎は哲学にあり」「独立自活」「知徳兼全」に基づき、地球規模の視点で物事をとらえ、自分の未来を切り開くことのできる「グローバル人財(人という財産)」の育成を目指しています。「東洋大学スタンダード」は、グローバル化のための教育目標である「哲学教育」「国際化」「キャリア教育」の3つの柱をつなぐ、東洋大学生として身につけるべき力を示す全学的教育目標です。その「東洋大学スタンダード」を基本として、教育方針(ポリシー)を定め、各学部・学科のカリキュラムを編成しています。
2025年4月からスタートする「総合知」教育も「東洋大学スタンダード」を基盤として、新たにスタートする教育の取り組みです。
東洋大学スタンダード
東洋大学は、建学の精神「諸学の基礎は哲学にあり」「独立自活」「知徳兼全」に基づき、学生に以下の力を身につけさせることを宣言します。
- 「諸学の基礎は哲学にあり」の精神に基づき、生涯にわたり本質に迫って深く考え抜く力
- 「独立自活」の精神に基づき、社会的に自立した人間として、主体的に判断し、行動できる力
- 「知徳兼全」の精神に基づき、人間としての価値の実現を目指し、地球環境と人類社会に貢献できる人間力
- 変わりゆく社会のなかで、自ら問いを立て諸課題を解決できる想像力とイノベーション力
- グローバル社会において、多様な伝統と文化を尊重し、対話や議論を通じて他者と協働していく力
これまでの取り組み
- 過去の東洋大学スタンダード
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東洋大学スタンダード(2016年度~2020年度)
東洋大学の基盤教育
学生の視点に立った学修の体系化と教育の質的転換をはかるために
「東洋大学スタンダード」学部の枠組みを超えた基盤教育
「諸学の基礎は哲学にあり」という建学の精神のもとで、東洋大学では、地球規模の視点で物事をとらえ、自分の未来を切り開く力を持った人を育てています。「東洋大学スタンダード(全学的教育目標)」は2016年度にスタートした、「哲学教育」「国際化」「キャリア教育」の3つの柱をつなぐ「教養教育」を強化し、学部の枠組みを超えた基盤教育です。時代や社会構造の変化に対応した新たな学びが求められるなか、2021年度より基盤教育の質的転換をはかり、学問分野の特徴を生かした教育の魅力化や多様化を進め、学生が主体的に学ぶ姿勢を身につけていけるような体系的なカリキュラムへと拡充します。
グローバル社会をたくましく生き抜く力を持った人を育てる
「東洋大学スタンダード」は、学部学科を問わず東洋大学生として身につけるべき共通の生き方・学び方の基盤です。4年間の学びを通じて、グローバル社会をたくましく生き抜く力を持った人を育てていきます。
東洋大学スタンダードの枠組み
1.哲学・思想(建学の精神と思考鍛練の基礎)
東洋大学の伝統と歴史、創立者の考えを学ぶとともに、東西の哲学を通じて、自ら考え、判断し、行動する能力を身につけることを目指す科目群。創立者・井上円了によれば、「哲学教育」とは、思想鍛練の方法として必要な学問であり、ものの見方や考え方の基礎を身につけることにあります。グローバル人財の育成にあたり必要な実践哲学、倫理観の醸成を重視し、総合的な視野に立って他分野の人々とも協働できるグローバルリーダーを育成します。2.学問の基礎(普遍的な学問教育と論理的思考力の育成)
人文・社会・自然科学の学問領域を追究する、いわゆる一般教養やリベラル・アーツといわれる科目群。学問上の方法論を修得し、論理的思考力の育成を目指すとともに、多様性を尊重し、地球環境の持続可能性を追求する人財を育成します。また、生涯にわたり学び続ける学習者としての態度を養います。3.国際人の形成(グローバル化した地球社会で生きる)
国際人を育成することに直接的に関わる、言語や情報等のコミュニケーション関連科目に加え、異文化理解や日本人としてのアイデンティティ、国際関係、地域文化などの理解を深める科目群。また、語学力・コミュニケーション能力を高めることで、他国の文化を受容・尊重し、自国の文化を世界に発信し、グローバル社会に貢献できる国際人・地球市民の養成を目指します。4.キャリア・市民形成(キャリア教育と知・徳・体の成長を重視した人格教育)
知・徳・体のバランスの取れた全人的人間性の養成を目指す科目群。めまぐるしく変化する現代社会においては、市民社会における個人の自由や権利を主張する一方で、地域のコミュニティを育て、連携して課題解決を目指し、協働することを学ぶ必要があります。社会的・職業的な課題における問題解決力や発想力の育成と、総合的な視野を持ち、他分野と協働できる能力の育成を目指し、自ら考え行動することを身につけ、自己実現を図ります。5.総合・学際(先進的で総合的な教育内容・学習法の取り組み)
さまざまな問題や課題を前面に出した複合的、総合的、学際的なテーマを設定する科目群。授業では最新の研究成果を広く他領域の学生に紹介し、複数の教員によるオムニバス形式、複数の教員が協働する同時登壇形式といった形式で行います。また、演習や討論、対話を通じて、学生が課題を探究・解決するアクティブ・ラーニングを積極的に取り入れています。ICTを活用したキャンパス間をつないだ同時双方向遠隔授業なども行います。