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生命科学研究科 先輩からのメッセージ(栗空 裕さん)

生命科学専攻 博士前期課程修了 栗空 裕さん(赤城乳業株式会社 開発本部 開発部 勤務)

掲載されている内容は2012年7月現在のものです。

写真:栗空 裕さん

分野は違っても大学院で学んだあらゆることが現在の仕事に活きている。

Q. 現在のお仕事について教えてください。

アイスキャンディーなどの氷菓を製造・販売している赤城乳業に勤務し、主にコンビニエンスストア向けの商品企画と開発を担当しています。所属は開発部ですが、市場調査から顧客へのプレゼンテーションまで広範囲にわたる業務に携わることもあり、大変刺激的な毎日を送っています。

Q. 大学院時代はどのような研究をしていましたか?

大学院時代は植物を対象とした研究、具体的にはミヤマホタルカズラという植物に含まれ、化粧品や医療分野への応用が期待される「シコニン誘導体」について様々な実験を行いました。幼少の頃から自然の中で遊ぶのが好きで、それが高じて選んだ研究テーマでしたが、植物の成長過程など、場合によっては昼夜を問わず実験を行う必要があったことは多少苦労しました。しかし実験に取り組む自分の姿勢や些細な失敗が、植物の状態にダイレクトに表れるところが面白く、飽きることなく研究に没頭できました。

Q. 大学院時代に学んだことで、現在の仕事に活きているのはどのようなことですか?

研究対象が現在仕事で扱っている「食品」とは異なりますが、教授からの指導や研究活動を通じて得たもので、現在の業務に役立っていることは数多くあります。
まず、「目的と自分なりの仮説を持って実験を行うこと」。同じ時間を費やし同じ結果が出たとしても、目的と仮説を持つか持たないかで得られる知識量に大きく差が出ます。「仮説→試作→検証」を繰り返して商品を作っていく現在の業務スタイルは、大学院での研究活動に通じるものがあり、これは食品業界に限らずどのような業界・業種においても重要なことだと考えます。
次に「結果に一喜一憂せず、次に繋げること」。思うような成果を得られなかった時、原因を解明して次回の改善に活かすのは当然のことですが、成功した時こそ、それで満足するのではなく「なぜ上手くいったのか」を考えることで、さらに良い成果を上げられる好循環が生み出せると思います。

Q. 大学院時代の経験で、特に印象に残っている出来事はなんですか?

2008年の日本植物細胞分子生物学会で、自分の研究テーマについて発表したことは忘れられない思い出です。他大の教授や著名な研究者が出席する中、緊張しすぎて質疑応答の際に頭が真っ白になりましたが、本格的に「人前で話す」ということを体験した貴重な機会となりました。また、他の参加者の発表を見て、伝わりやすい話し方や効果的な資料の見せ方など参考になる部分が多く、現在、顧客に商品のプレゼンテーションを行う際にも大いに役立っています。学部時代には人前で話す場は多くなかったため、大学院でこのようなコミュニケーション力やプレゼンテーション能力を身に付ける機会に巡り合えて本当によかったと思いました。

Q. 大学院進学を検討している学生に向けてアドバイスをお願いします。

大学院進学は人生における大きな選択だと思います。私も学部時代、周りの友人が就職活動を始める中、大学院進学という決断をしたことでやはり焦りや不安を感じていました。しかし一度決心したら周りに流されず、迷わず突き進むことが大切です。時間を有効活用して実験や卒業論文に注力し、大学院進学後の研究に向けて準備を進めておくことをお勧めします。

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