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学際・融合科学研究科 先輩からのメッセージ(チョウ ケンさん)

バイオ・ナノサイエンス融合専攻 博士前期課程1年 
趙 謙(チョウ ケン)さん〈留学生〉

掲載されている内容は2011年7月現在のものです。

写真:趙 謙さん

最先端の知識と技術を修得し、将来は母国の発展に貢献したい。

Q. 留学生ということですが

母国・中国の高校を卒業後、東洋大学工学部に入学しました。
もともと日本の文化や電化製品に興味があったので、いつか日本で学んでみたいと思っていました。日本で働いている親戚に留学を勧められたのが決め手になりました。
大学の卒業研究で半導体デバイスを開発する研究室に所属したのがきっかけでこの分野に興味を持ち、さらに深く研究を続けるために大学院へ進みました。

Q. では研究では半導体関連を?

現在、先端デバイスのシミュレーションを研究テーマに「回路シミュレーション用のデバイスモデリングの開発」や「デバイスシミュレーション用の数値計算法の開発」に取り組んでいます。
中国はいま半導体産業が急速に成長を遂げていますが、同時にいろいろな問題を抱えています。特に、製品の機能を制御する中核的部品の開発においては先進国との差があります。将来は東洋大学大学院での学びを活かし、技術者として母国の半導体業界の発展に貢献したいと考えています。

Q. もう少し研究について詳しく聞かせていただけますか?

デバイス微細化の進化に伴い、大規模集積回路の構成要素であるMOSFETの特性を精度良く表現できる回路シミュレーションモデルが必要になります。一方、精度の高いデバイスシミュレーションのモデルは計算負荷が高く、回路シミュレーションでは使いにくい面もあります。
いま行っている研究では、次世代のデバイス:SG MOFETの構造と動作原理に着目し、有限体積法を使って対象とするデバイスに応じて離散化の工夫などをすることにより、精度を劣化させずに、デバイスシミュレーションだけでなく回路シミュレーションにも応用可能な高速シミュレーション法の開発に取り組んでいます。
研究はそれなりに苦労もありますが、興味のあることなので、やっていて楽しいです。唯一大変なことは英語の文献をたくさん読まなければならないことでしょうか。

Q. 研究室の雰囲気は?

研究室はとてもいい雰囲気で、先生と学生が一体となり次世代の新技術を追究しています。研究が終わったあとは、場所を移してみんなでコミュニケーションを深めながら、研究以外のこともいろいろ語り合っています。
2010年12月には、白山キャンパスで行われた東洋大学バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター、東洋大学大学院 学際・融合科学研究科主催の国際シンポジウムに参加しました。海外から著名な学者も多数招かれ、国際レベルの研究を拝聴することができたことが、とてもいい経験になりました。

Q. 日本に来た頃のことを聞かせてください

日本に来る前から日本語を学んできましたが、やはりコミュニケーションがうまくとれるかが不安でした。慣れるまで少し時間がかかりましたが、研究室に入ってからは友達も増えました。
それと、日本に来てみて困ったことは、日本の料理になかなか慣れなかったことですね。中国では生で食べる文化がないので、特に刺身や寿司などの生ものは、今でも苦手です。逆に日本で好きな食べ物は、味噌汁とラーメンです。ラーメンは中国とは全然違っていて、日本のものはお店それぞれにこだわりがあって、とてもおいしいです。

Q. 最後に、将来の目標について教えてください

大学院では幅広い融合研究を通じてさまざまな刺激を受けながら成長したいです。
将来はやはり母国・中国へ帰り、技術者として半導体産業に貢献したいと考えています。

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