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日本文学文化専攻 先輩からのメッセージ(金子 はなさん)

国文学専攻(現:日本文学文化専攻)博士後期課程3年 金子はなさん

金子さん写真

どんな学問領域も、必ずどこかで繋がっているということ。他者との対話の中に新たな発見があることを大学院で学んで気づきました。

Q. 進学しようと思った動機・経緯は?

学部生時代に興味を持った分野(俳諧)について、より深く研究してみたいと考え、大学院進学を決めました。現在は研究と並行して、学科のTA(ティーチング・アシスタント)も担当しています。

 

Q. 大学・大学院で学んでみて気づいたこと・発見したことは?

どんな学問領域も、必ずどこかで繋がっているということ。他者との対話の中に新たな発見があること。

Q. なぜこの大学・大学院を選んだのですか?

現在の研究分野に興味を持ったきっかけである学部の講義が非常に魅力的だったので、その授業を担当していた先生の指導を受けたいと考えたため。

Q. 大学・大学院での学びを通して得たものは?

情報を批判的(理性的)に取り入れる姿勢。

Q. 現在の研究テーマについて教えてください。

研究テーマ:蕉風俳諧研究―広瀬惟然を軸として―
江戸時代初期の俳諧師・松尾芭蕉とその門弟についての研究をしています。近年関心を持っているのは、(1)芭蕉の「軽み」という美意識、(2)俳諧師の逸話といったテーマです。(1)は、芭蕉が晩年になって強く打ち出した文学理念ですが、一般には「さび」「しをり」等と比べてあまり知られていません。「軽み」の研究は昭和初期から行われていますが、現在でも明確な定義はなされていません。難しい課題ですが、「軽み」の理解によって、芭蕉が本当に大切にした創作のあり方が見えてくると考えています。また(2)は、主に江戸時代の中期以降、多くの説話集に収録されて流布した俳諧師の小話に関する研究です。内容は、泣ける話、笑える話などさまざまですが、虚構も多く混じっていて、語り手による演出の意図が読みとれます。現在は、その中でも特に印象的な逸話を持つ蕉門の俳諧師・広瀬惟然に焦点を当てて、研究を進めています。

授業の内容: 

基本的に指導教授の演習と研究指導が中心ですが、前期課程ではその他にも興味をもった講義・演習を履修しました。万葉集、伊勢物語、源氏物語、仏教説話といった古典系の授業が中心でしたが、いま振り返れば、日本語学や近現代文学といった分野の授業も積極的に受けておくべきだったと思います。主指導教授の授業(俳文学分野)は現在も受講していますが、専門領域の異なる院生も多く参加しており、サロンのように自由な雰囲気のなかで議論が行われています。

Q. おすすめの科目は?

日本語学特論
(阿久澤忠先生)

源氏物語の影印(原本の写真版)をテキストとし、本文を読解する演習形式の授業。
安易に注釈書に頼るのではなく、文章表現を丁寧に読み解く大切さを学びました。

日本文学文化演習
(菊地義裕先生)
万葉集読解の演習。万葉集と当時の文化についての理解が深まることはもちろん、
各時代に応用可能な調査・発表の手順が身につくので、異分野の方にもおすすめです
比較文学
(有澤晶子先生)
日中の比較文学に関する講義。単に比べるだけでなく、他国の文化受容を通して、
日本文化の特徴が浮き彫りにされる過程を学びます。留学生の方には特におすすめです。

Q. 将来への展望は?

具体的には検討中ですが、できるだけ現在の研究が活かせる職種に就きたいと考えています。

Q. お金のやりくり方法は?

授業料については、アルバイトのほか大学院の給付型奨学金もいただきました。
また研究費に関しては、学内の研究助成金の援助も受けています。

Q. 1週間 のスケジュールは?

曜日 時間・時限  概要
  休日。
2限
午後2時~8時
留学生の論文指導(チューター)。
TA勤務。

午前11時~午後6時

TA勤務日。

午前11時~午後1時
4・5限
午後6時~8時

TA勤務。
主指導教授の講義と研究指導。
TA勤務。

16時~18時 研究会に参加(月1回)。

  14時半~17時

研究会に参加(月1回)。

  休日。

Q. 東洋大学大学院を目指そうとする受験生にむけて一言メッセージをお願いします。

東洋大学大学院には、幅広い研究分野をカバーする魅力的な授業が多数開講されています。日本語・日本文学文化について関心のある方、大学での研究をより深めたい方は、ぜひ進学を検討してみてください。 


掲載されている内容は2015年6月現在のものです。