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法学研究科公法学専攻 博士前期課程修了生(公務員コース) 今村 春翔さん

 今村 春翔さん

大学院に進学したから、公務員になれた。
仕事をしていくための考え方や能力も身に付いた。

掲載されている内容は2012年7月現在のものです。

Q. 現在のお仕事について聞かせてください。

東京都港湾局の東京港管理事務所港務課で勤務しています。東京都港湾局は、東京港をはじめ小笠原諸島など各島にある港湾施設の管理運営、臨海地域の開発整備等を行う部局。調布飛行場や大島空港など、都営空港も管理運営しているんですよ。海や港という現場に臨んで働くということもあり、アクティブな人の多い、活気のある職場です。入都初年度の現在、庶務係として主に庶務(給与等)関係の仕事を担当。自分の仕事をミスなく遂行することに注力しながら、能動的に仕事へ関わる努力をしています。東京港は、世界的大都市である東京を背後に抱える最も主要な国際貿易港。アジアの各港が力を増している現在、東京港は世界物流のハブとしての存在価値をますます高めていかなければなりません。局の一員として、その重要な仕事の一翼を担えるよう成長していくのが目標です。

Q. 公務員コースを選んだ理由は?

きっかけは、学内の掲示で目にした公務員コースの告知でした。当時は東洋大学法学部4年生で、就職活動の日々。様々な企業の説明会に参加する中で何か違和感のようなものを感じ、一つの業界や業種に縛られず、もっと大きな枠組みの中で、「人々の当たり前の生活」を守るような仕事がしたいと考えるようになりました。公務員ならそんな仕事ができるのではないかと思った時、たまたま出合った告知で大学院の公務員コースという選択肢に気付かされたのです。ゼミで「外国人の人権」というテーマに興味を持ち、研究を深めたいと思っていたことも、大学院進学を後押ししました。さらに公務員なら自分の研究分野に関わる仕事ができる可能性もあるのではとも考えました。公務員コースの最大の魅力は、公務員試験のための勉強と自分の研究とが両立できること。私が求めるものにぴったり合致した進路だったんです。

Q. 大学院公務員コースに進学して良かった点は?

私は、大学院に進学したから公務員になることができたと思っています。大学院に所属しているということで、自分の立場に不安を感じることも少なく、学習や研究に集中できました。さらに、キャリアセンター等の充実したサポート環境も活用できます。公務員試験に向けた様々な授業も開かれているし、公務員試験を念頭に対策をしてくださる先生も多く、予備校に通うことなく受験に臨むことができました。
また、大学院の共同研究室に行くと、様々な先輩に出会うことができます。先輩方からは、レポート提出や発表に向けた準備の仕方など、たくさんのアドバイスをいただきとても助かりました。共同研究室では他の研究科の方たちとも交流を持つことができるので、様々なものの見方や考え方に触れることができ、私の視野を大きく広げてくれたと思います。

Q. 研究や論文について教えてください。

公務員コースでは、2年目に特定課題論文を仕上げて修了になります。これは、5科目を5人の先生方の指導を受けながら進めていくもの。公務員コースとはいえ、研究についても論文についても当然、大学院としてのレベルを求められます。もちろん公務員になることだけが目的ならば、就職が決まれば大学院を修了しなくても問題はないのかも知れません。でも私は、研究も最後まで完成させたかったので、特定課題論文を書き上げるのに締め切り直前まで苦労しました。研究を進めるための計画や先生方に指導をいただく段取りを考えるなど、将来仕事をしていくのに必要な力もここで養われたように思います。自分の専門分野である科目は特に力を入れて研究するなど、メリハリをつけながら研究と試験勉強を両立することを心掛けました。このように公務員試験対策だけでなく授業や研究にしっかり取り組んできたことが、公務員試験の面接で力になったように感じます。多様な視点や考え方、そして正解は一つではないと知っていることが、発言に説得力を持たせてくれたと思いますし、演習で先生にあらゆる方向から質問され鍛えられた即答力も活かすことができました。

Q. 進学で迷っている学生へ一言。

最近、公務員コースは法学部以外の出身者も増えているようです。本大学院は多様な経歴の人々を温かく受け入れ助け合う雰囲気があるので、他学部や他大学出身の方にもおすすめですよ。共に学んだ仲間は、今でも情報交換や近況報告、ちょっとした相談ができる心強い存在です。先に公務員になった大学院の先輩からアドバイスをいただくこともでき、私も後輩へと縦のつながりを引き継いでいけたらうれしいと思っています。