国際地域学専攻

GRADUATE SCHOOL OF REGIONAL STUDIES 国際学研究科 国際地域学専攻 白山キャンパス

about

持続的な発展に貢献する開発リーダーとして
国内外の「地域づくり」を先導

さまざまな課題と可能性を持つグローバル社会で、国際的な視野の下、自律的・持続的な地域の発展に貢献する地域開発リーダーとして、国内外の「地域づくり」に貢献できる人材を目指します。博士前期課程で、国内外の「地域づくり」に貢献できる高度な専門的能力を有する専門家を養成し、博士後期課程においては、国内外の「地域づくり」に貢献できる理論と実践とのバランスが取れた学際的な専門家・研究者を養成します。

国際地域学専攻の3つの特徴

01 国内外の地域開発リーダーに求められる能力を習得

国内外の地域開発リーダーに求められる能力を習得

国内外の地域課題を理解し、解決するための調査・分析能力と、地域開発に関する学問分野の知識を、実習や演習も含めたコースワークで習得します。

02 日本語と英語の両言語で講義科目を提供

日本語と英語の両言語で講義科目を提供

専攻のほぼ全ての科目が、日本語および英語の両言語で提供されます。日本語を主に使用する学生も、専門科目を英語で習得することが可能です。

03 「JICA海外協力隊」に参加しながら修士号を取得

「JICA海外協力隊」に参加しながら修士号を取得

JICA海外協力隊に参加しながら、修士論文を執筆して修士号を取得できます。協力隊参加中は、オンラインで講義と研究指導を受けます。

# こんなことも国際地域学専攻の学び

国内外の地域開発に関連し、主に社会科学系と工学系の学問分野で構成された学際的な専攻です。フィールドワークの手法や統計解析手法の習得、文献講読などを行う「リサーチスキル科目」が必修で、これらの演習を初年度に履修することで、各自の修士論文の研究・企画を深化させていきます。さまざまな専門分野の教員と学生が、日本語および英語で研究活動を行うことを通じて、学術的かつ実践的な能力を身につけます。

# こんなことも国際地域学専攻の学び

教員一覧

  • M:博士前期課程・修士課程の研究指導担当教員
  • D:博士後期課程の研究指導担当教員

主な研究テーマ

博士論文は東洋大学学術情報リポジトリより閲覧可能です。

博士前期課程(2022年度修士論文テーマ)
  • 途上国におけるリサイクル資源収集センターの収集率向上による市の経済的妥当性に関する研究ードミニカ共和国サントドミンゴ東市を対象地としてー
  • 現地調査への全天球映像の活用可能性に関する研究− 国際協力分野への活用を目的として −
  • To Promote Low Air Pollution Society of the Urban Areas for Sustainable Economic Development: Construction of a workable Model and Implementation Framework for Lahore
  • A Study on Factors Causing Pipe Leakages in Kigali Water Supply Network:A Case Study in the City of Kigali
  • Effects of Non-Revenue Water Management on Performance of Public Water Service Providers in Kenya.A Case study of Embu Water and Sanitation Company ltd.
  • A Study on The Improvement of Water Supply SituationA Case of Takhmao City, Cambodia

  • An Investigation on the Impact of Farmer Input Support Program as a Means to Reduce Poverty Among Peasant Farmers - A Case Study of Luwingu District, Northern Province of Zambia
  • A Study on Emerging Creative Industry from Creative Ecosystem Viewpoint
  • Assessment on the Cost-Effective Tariff Structure for Efficient Control of Unauthorized Water Consumption - A Case of Lilongwe Water Board in Malawi
  • The Application of Life Cycle Assessment of Municipal Solid Waste Management: Case Study on Municipal Solid Waste Treatment Options in Phnom Penh Capital City, Cambodia
  • A study on Public Perception toward Public Transport Performance, The case of Phnom Penh metropolitan Area
    The Optimal Policy for Managing Household Waste Generation in Urban Lusaka

  • 来島頻度及び住まいとなりわいから見るサーファーの移住プロセスの実態―奄美大島龍郷町・旧笠利町を対象として―


博士前期課程(2021年度修士論文テーマ)
  • モザンビーク島の初等教育における留年の現状と家庭環境による要因についての研究
  • 開発途上国における最終処分場の管理方法の改善に関する研究-ボツワナ共和国ハモドゥブ最終処分場を事例として-
  • A Study on Non-Revenue Water Reduction -Theory and A Case Study in Phnom Penh City Capital of Cambodia


  • A Study on Costs and Benefits of Having Transfer Station Through Cost Analysis Within the Context of Phnom Penh City, Cambodia
  • On-Street Parking Management In Developing Cities: A Case of Phnom Penh
  • 東京都市圏における高齢者の交通行動及び高齢者向け公共交通利用促進策の効果に関する研究
  • 熊本地震における被災者支援ネットワークの特徴と変化に関する研究

博士前期課程(2020年度修士論文テーマ)
  • ウガンダの農業・農村開発におけるジェンダー主流化
  • Military Expenditure and Regional Economic Growth: Spatial Analysis of the Middle East and Major Advanced Economies
  • Impacts of Nutrition-oriented Agriculture Projects: A Case Study of The Republic of Nauru
  • A Study on Feasibility of Scheduled Desludging Service- A case study in Phnom Penh Capital City -

  • A Study on the Extension of Landfill Lifetime A Case of Dangkor Landfill, Phnom Penh, Cambodia
  • A Study on the Process and Stakeholders 'Role for Community-Based Tourism toward Sustainable Regional Development The Case of Preah Vihear Province, Cambodia
  • 地域が子どもを育てる研究−祭礼文化の継承活動を事例に−
  • 住環境改善事業の枠組みにおける大工棟梁の役割に関する研究−インドネシア・ジョグジャカルタ市のKotaku事業を中心として−

博士後期課程
  • 韓国の計画活動・公共事業を巡る合意形成構造に関する研究ー非選好施設の立地・施行事例を通じて
    媒介動物の感染に関する研究ー廃棄物との関係を中心にー
  • Establishing a framework for community-based waste management initiativeA Study on Solid Waste Compost Supply-Demand Dynamics as an Optimization Factor for Composting Plants
    A Study on Solid Waste Compost Supply-Demand Dynamics as an Optimization Factor for Composting Plants
  • アジアの国々における廃棄物発電導入のための経済的妥当性評価基準に関する研究
  • 廃棄物処理プロジェクトが持続可能になるために自己組織化が及ぼす影響についての研究 廃棄物処理プロジェクトの数理工学的解析
  • 開発途上国における私的交通依存意識とライフスタイルによる交通手段選択への影響に関する研究
  • The Challenges of Private Suburban Residential Projects on Improving the Quality of Neighborhood: The Case of Phnom Penh Metropolitan Area, Cambodia
  • Optimizing Municipal Waste Quality to Enhance Feasibility of WtE Technology by Scenario Analyses
  • 気象組織の能力強化にかかる研究~パキスタンとバングラデシュ気象局の違いに着目して~
  • Multidisciplinary approach to assist policy makers and educate vulnerable communities towards the formulation of strategies for disaster risk reduction.
  • 中小企業のBCP策定促進を目的とした新しいBCP枠組みの研究 ~BCPとLCPを融合したBLCPの構築~
  • 開発途上国都市スラム地域における水衛生環境改善の最適投資手法に関する研究
  • Methods of reductions of greenhouse gas emissions from Municipal Solid Waste (MSW)landfills. A Segmental analysis on the advantages and disadvantages of neutralizing the impacts of Solid Waste Management Policy formation for Composting Towards a Sustainable Organic Paddy farming (A case study of western province , Sri Lanka)


3つのポリシー

教育研究上の目的

【博士前期課程】

1. どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか
国際的な視野のもとで、自律的・持続的な地域の発展に貢献する地域開発リーダーとして国内外の「地域づくり」に貢献できる、高度な専門的能力を有する専門家を養成することを目的とする。

2. 学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的
国際的な視野をもち、国内外の地域の課題の理解と解決のための調査・分析能力と、当該分野における新たな知見を付与する能力を習得させることを目的とする。

【博士後期課程】

1. どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか
国際的な視野のもとで、自律的・持続的な地域の発展に貢献する地域開発リーダーとして国内外の「地域づくり」に貢献できる、理論と実践とのバランスが取れた学際的な専門家・研究者を養成することを目的とする。

2. 学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的
国際的な視野と国内外の地域の現状と課題に対する大局観を持ちつつ、地域の課題の解決のための調査研究および実践に対して研究者として自立して研究活動を行うに足る高度の研究能力と、その基礎となる豊かな学識を習得させることを目的とする。

ディプロマ・ポリシー

【博士前期課程】
本研究科・専攻における人材養成に関する目的および教育研究上の目的を踏まえ、以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限・単位数等を満たし、修士学位論文または特定の課題についての研究の成果(特定課題研究論文)の審査及び最終試験に合格した者に対して、修士の学位を授与する。

  1. 国際的な視野を身につけている。
  2. 国内外の地域の課題の理解と解決のための調査・分析能力を身につけている。
  3. 先行する研究成果を吸収して、自身の研究に適切に活用できることに加え、当該分野における新たな知見を付与する能力を身につけている。
  4. 自身の研究成果について、首尾一貫した理論に基づきつつ、自身の独創性を示す能力を身につけている。

【博士後期課程】
本研究科・専攻における人材養成に関する目的および教育研究上の目的を踏まえ、以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限を満たし、博士学位論文の審査及び最終試験に合格した者に対して、博士の学位を授与する。

  1. 国際的な視野を身につけている。
  2. 国内外の地域の現状と課題に対する大局観を身につけている。
  3. 国内外の地域の課題の理解と解決のための調査・分析能力を身につけている。
  4. 先行する研究成果を吸収して自身の研究に適切に活用でき、自ら独創性のある成果を創出し、当該分野における新たな貢献をもたらす能力を身につけている。
  5. 自身の研究成果について、首尾一貫した理論に基づきつつ、自身の独創性を示す能力を身につけている。
カリキュラム・ポリシー

【博士前期課程】
1.教育課程の編成/教育内容・方法
ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。
授業科目には、地域の課題の理解と解決のための基本的な調査遂行・分析能力を習得するための「リサーチスキル科目」を配置することに加え、専門科目として、自律的・持続的な地域発展を目標とした「地域づくり」に貢献するための国際的な視野を育成する「国際学分野科目」、地域社会・地域計画・環境マネジメント・地域インフラに関連する「地域開発分野科目」をそれぞれ体系的に配置する。「リサーチスキル科目」では、事前・事後学習課題に基づき、作業や演習の要素を多く取り入れることで調査遂行・分析能力を習得させる。「国際学分野科目」では多様な文献の講読やケーススタディを通して、国際的な視野の育成を図る。「地域開発分野科目」では、学術論文の講読などを通じて当該分野の理論とその体系を身につけることで、深い専門性を養う。
研究指導では、フィールドでの研修と、実務的な文献と学術論文の講読とをあわせることで地域の課題を深く理解させることで、現場主義を重視した理論と実践とのバランスが取れた学際的な研究指導を行う。

2.成績の評価
成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。

  1. 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
  2. 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
  3. 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。

【博士後期課程】
1.教育課程の編成/教育内容・方法
ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。
授業科目では、学術論文の講読などを通じて当該分野の体系と理論を身につけ、加えて関連する分野との関係を理解することで、研究者としての基礎的な専門性を養う。
研究指導では、フィールドでの研修と実務的な文献と学術論文の講読とにより、地域の課題を深く理解したうえで課題の解決策を見いだせる、理論と実践とのバランスが取れた学際的な研究者となるような研究指導を行う。あわせて首尾一貫した論理に基づいた完成度の高い論文の作成を指導する。

2.成績の評価
成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。

  1. 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
  2. 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
  3. 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。
アドミッション・ポリシー

【博士前期課程】
入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  1. 国内外の地域の現状と課題に対する知識のある者
  2. 地域の現状と課題を理解し分析できる能力のある者
  3. 国内外の地域の課題の理解と解決、およびそのための調査研究に自らが積極的に取り組む意欲のある者

【博士後期課程】
入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  1. 国内外の地域の現状と課題に対する幅広い知識があり、かつ専門とする分野に関する知識や分析手法を身につけている者
  2. 地域の現状と課題を理解し分析し、それを成果としてまとめる能力のある者
  3. 国内外の地域の現状と課題に対して、大局観を持ちつつ、その解決のための調査研究および実践に研究者として自立して取り組む意欲のある者