社会心理学科教員紹介(橋本 剛明)
氏名
橋本 剛明
Takaaki Hashimoto
専門分野・研究テーマ
専門分野:社会心理学、社会的認知
研究テーマ:罰とゆるし、加害者や被害者への態度、社会的公正など、人間の道徳性や公正が絡んだ意思決定や行動について関心を持って研究しています。
代表的な著書
『社会的認知―現状と展望』(ナカニシヤ出版・2020・分担執筆)
『〈概念工学〉宣言!―哲学✕心理学による知のエンジニアリング―』(名古屋大学出版会・2019・分担執筆)
自己紹介
人間の思考・判断・行動の多くは、個人的特性や置かれた状況、さらには人間に備わっている様々な反応の傾向性(ないしバイアス)が、複雑に絡み合った上で生まれます。ある行動に、「想定外」の要因が関わっていたり、「当たり前」と思われていた説明が覆されたりということが、実験・調査を通じて明らかになることがあります。心理学は、科学的アプローチという確固たる「武器」を使って人間行動の「謎」に立ち向かう学問であり、自分はその点に大きな魅力を感じて、研究者として今に至ります。学生のみなさんには、人間心理に限らず多くのことがらに幅広く興味を持ち、自分の中の関心・問題意識・ワクワクに真摯に向き合ってほしいと思います。そして、自分が感じた「なぜ・なに?」を単なる疑問に終わらせず、それは価値ある問いだろうか、科学的に検証できるだろうか、と思いを巡らせてみてください。心理学はそのような問いに向きあい、社会をほんのちょっと理解しやすくするための窓を提供することができると思います。
授業の紹介
- 対人関係心理学A・B
- 心理学実験演習B
- 外国語文献講読A