社会文化システム学科のカリキュラムと特色
カリキュラム展開チャート(2012年度以降入学者)
カリキュラム展開チャート(2011年度までの入学者)
カリキュラムの特色
「社会文化システム論演習」、通称「ゼミ」が、1年次から4年次までの必修科目として設置されています。
1年次の「基礎ゼミ」では、班分けによる仲間作りから始め、担当教員により文化問題・社会問題が研究課題として示され、班ごとの仲間による調査・情報収集、レジュメ作り、発表・討論というゼミ学習の一連の流れを身につけます。この過程は、植物栽培の種蒔き・発芽・葉出・開花・結実という経過に似ており、これを体験した1年後のゼミ生の顔は、目(芽)・歯(葉)・鼻(花)・耳(実々)のよく整った笑顔に変わります。
こうした文化=cultureのゼミ学習を4年間続けることによって、大学生として不可欠な知・徳が備わり、何事にもたじろがない、たくましい社会文化生に成長することになります。また、文化を消費するだけでなく、新しい文化を創造する心を育てることもゼミ学習の狙いのひとつです。もっと大きな実をつけたい学生には、興味あるテーマで卒業論文(選択)を書き、青春の記念碑を残す道もあります。
教員の専門やフィールドは多彩で、在学生もそれぞれの関心に応じて、幅広く自分の興味を追求しています。学生も、犯罪、宗教、言語、スポーツ、世界の多様な地域文化など、さまざまな文化現象を研究対象にしています。ただし、その基本に、文化現象を社会のシステムとの関連でつかむ姿勢が必要です。そのための基幹科目として社会学・文化人類学・地域研究を置き、語学教育も重視しています。
「いま、社会文化がオモシロイ!オモシロクなかったら、オモシロクしよう!」
これが私たちの学科のモットーです。社会文化システム論的ものの見方を武器に、多彩で流動的な現代社会を自分らしく捉え、互いに議論してみましょう。