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文学部長メッセージ

東洋大学文学部 学部長 山口 しのぶ
Shinobu Yamaguchi

深く豊かな学の世界へ

東洋大学は1887(明治20)年「哲学館」として創設され、その後いくつかの変革を経て現在にいたります。「諸学の基礎は哲学にあり」という理念のもと創設された本学において、文学部は創立当初の教育内容を受け継ぐ歴史ある学部です。現在、文学部には哲学科、東洋思想文化学科、日本文学文化学科、英米文学科、史学科、教育学科、国際文化コミュニケーション学科があります。いずれの学科も文学部の教育目的である「ものの見方、考え方」や「読む力、書く力、考える力」を養い、「国際社会に適応できる十分な力を備えた人財の育成」のため、それぞれの学科の特性を生かしながら教育を行っています。
近年、日本をふくめた世界全体が大きく変わってきています。政治、経済、社会、文化の変化のみならず災害や病気の世界的流行などの状況下、私たちは好むと好まざるとに関わらず、自分たちを取り巻く状況に対し自分自身で考え、判断し、対応しなければならない時代が来ています。そのような中で文学部生の皆さんには、今後本学部でどのように学んでいくかが将来のための重要な鍵となると思います。
文学部では哲学、歴史、文学、文化、教育など人間に関わる学問の基礎を学びます。これらの教育カリキュラムには、「教養」や「思考方法」を身につけるための科目が多く設置されています。これらの科目は時には抽象的な知識や議論を基礎としており、もしかすると「こんなことを学んで将来何の役に立つのか」「無駄なんじゃないのか」と思うこともあるかもしれません。しかしそれらは決して無駄な勉強ではありません。それらの学習は今後みなさんが直面するさまざまな状況に対してどのように対応すべきかを考え、行動に移すための重要な訓練となるからです。文学部では本の中の出来事だけを教えるのではなく、「深く考え積極的に行動する」ための手立てを、教育を通じ皆さんに伝えたいと思います。
大学での学びは、皆さんがこれまでに学校で学んできた勉強とは異なっています。文学部では、大学全体で学生の教育に必要と考える「基盤教育科目」、文学部の学生が共通して学ぶべき「文学部基盤科目」、各学科の学問内容を反映した「専門科目」の科目群から、学生が主体的に科目を選択し履修します。それらの科目には、講義のほかに学生が主体的に発表、議論する演習もあります。科目を履修し所定の単位を取得すると「学士(Bachelor)」の学位が授与されます。学位は「ディプロマ(Diploma)」と呼ばれますが、このディプロマ授与のための文学部の方針が「文学部のディプロマポリシー」です。また各学科においても学科の教育目標や「ディプロマポリシー」、「カリキュラム・ポリシー」(教育課程編成・実施の方針)が設定されていますので、皆さんの所属する学科の教育目標やポリシーも合わせて参照してください。
私たち文学部教員も自身の研究領域と連動した基盤教育、専門教育を行いながら、皆さんの主体的な学びをサポートしていきたいと思っています。卒業時に皆さんが「東洋大学文学部で学生生活を送れて良かった!」と思えるように、これから一緒に学んでいきましょう。
 
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