教員紹介(杉本 興運)

杉本 興運(Koun Sugimoto)

准教授(国際観光学科)

【略歴(プロフィール)】
-Brief Summary of Career(Profile)-

首都大学東京(現・東京都立大学)大学院都市環境科学研究科を修了。博士(観光科学)取得。日本学術振興会特別研究員(DC1、PD)や、首都大学東京都市環境学部の助教を経て、2020年4月より現職。専門は観光地理学、観光動態分析、観光地マネジメント、地理情報システム。日本観光研究学会優秀論文賞など受賞。主な著書に、『若者と地域観光―大都市のオルタナティブな観光的魅力を探る―』(編著)、『東京地理入門』(共著、英語版:『Geography of Tokyo』)、『ツーリズムの地理学―観光から考える地域の魅力―』(共著)。

 

【研究分野(専門領域)】
-Research Field-

21世紀から世界中で大きな発展をみせた「観光」を対象に、地理学、都市・地域計画、空間情報科学の分野のアプローチから、観光レジャー現象の地域的展開、観光地マネジメント、地域観光政策などに関する研究を行なっています。フィールドワークによる地域調査から、先端技術を使ったデータ解析など、様々な手法によって地域や人々の動態を分析し、国策となった観光振興や観光地域づくりに関わる政策・計画・ビジネスに役立つ知見を提示していくことを目指しています。

 

【最近の主な研究テーマと活動内容】
-The Latest Research Theme and Activities-

個人としては、主に以下のような研究を最近進めています。
1)観光回遊行動の実践的調査・分析フレームワークの構築と観光地マネジメントへの応用
2)観光・余暇に関わる産業集積の空間分析と地域潜在力の評価
3)国際化時代における大都市の観光MICE戦略の変化と空間的基盤の発達
4)コロナ禍の地域観光への影響と観光需要の変化の分析
5)観光地域づくりにおける空間情報系プラットフォームの利活用
学外での共同研究としては、新たな地域観光統計、新型コロナ対策、観光地マネジメントと新技術導入、若者と地域観光、夜間経済といったプロジェクトに参加中です。
 

【主な担当科目】
-Main Subjects-

観光計画概論、観光開発計画論:
観光計画とは、魅力ある観光地を実現するための戦略や方策を、論理的かつ体系的にまとめた計画です。観光の大きな発展により、観光地として求められる水準が高くなるにつれ、観光振興を推進しようとする様々な地域において、観光計画を策定することの重要性は増しています。観光計画概論では、観光地づくりを考える上で必要な、観光地の基礎知識や観光計画について、その概要を解説しています。そして、観光開発計画論では、土地・施設・景観といった観光地のハード面の整備に焦点をあてて解説しています。

地域観光論:
観光とは、観光者、観光地、観光産業によって成立する現象です。そして、地域と観光との結びつき方を理解することは、都市・地域経営の方針や将来の地域像を検討する上でも重要です。地域観光論では、観光現象の地域的展開や地域の観光特性を学ぶうえで必要な知識や理論を、特に地理学のアプローチから解説しています。また、様々なタイプの観光地の特性や課題についても検討しています。

 

【受験生・在学生へのメッセージ】
-Message for Students-

グローバル化した観光市場、高度かつ複雑となる情報化社会などを背景に、観光地間の競争は世界スケールに広がっています。これからの時代の観光発展を担う人材になるため、専門知識、企画・発想力、データ分析力、科学的思考、国際性といった素養をバランスよく身につけてほしいと考えています。大学での多様で深い学びを糧に、皆さんが大きく成長することを願っています。