教員紹介(佐野 浩祥)

佐野 浩祥(Hiroyoshi Sano)

教授(国際観光学科)

【略歴(プロフィール)】
-Brief Summary of Career(Profile)-

東京都生まれ、静岡県育ち。幼稚園から高校まで過ごした地元の中心市街地が日に日に衰退していく様子を肌で感じ、その問題を解決するために都市計画を学びたいと考え、1996年に社会工学を学べる大学に進学しました。4年生になり卒業論文を執筆して初めて学問を楽しいと感じ、そのまま大学に居残ることになります。2006年にようやく博士課程が修了し、10年半にわたる長い大学生活にピリオドをうちます。その後、立教大学観光学部助教、金沢星稜大学経済学部准教授等を経て、現在に至ります。

 

【研究分野(専門領域)】
-Research Field-

計画の研究をしています。専門的に言えば、全国的なスケールで持続可能な国土づくりを考える国土計画から、都市単位でより良い空間づくりを考える都市計画、地域住民と協働しながら皆で少しずつ課題を解決していくようなまちづくりに至るまで、幅広く研究しています。さらに、人口が減少する局面において、観光の果たし得る役割への期待から、観光まちづくりについても研究を進めています。観光まちづくりという言葉の聞こえは良いのですが、具体的に考えたり、実践しようとすると、なかなか難しいことがわかってきました。例えば、地域住民の利便性を高めるような取り組みが観光的な魅力を蝕むことになるとしたら、どう考えれば良いのでしょう。これは、観光まちづくりという一つひとつ実践を通して、さまざまな立場の人たちと話し合いながら、現場の中で答えを出していくしかありません。簡単に答えが出る問題ではありませんが、とてもやりがいのある研究分野です。

 

【最近の主な研究テーマと活動内容】
-The Latest Research Theme and Activities-

専門分野を同じくする研究者とともに、国内外における観光まちづくりの先駆的事例を収集する一方で、観光まちづくりの理論化を目指しています。また、オーバーツーリズムなど過剰な観光客にともなう問題が出てきて、観光客数の拡大という目標のあり方が問われています。観光客の量から質への転換が求められている中で、観光客の質をいかに捕捉し、観光地経営に適用できるか、検討しています。

 

【主な担当科目】
-Main Subjects-

地域再生論:
わが国におけるこれまでの地域政策の展開を踏まえた上で、人口減少局面で地域再生を試みて成果を出している国内外の事例を概観し、地域再生に何が必要なのかを考えます。

観光まちづくり概論:
これまで別々であった“まちづくり”と“観光”がなぜ一緒になったのか、また、“観光”と“まちづくり”はどのような関係が望ましいのか、国内外の事例から考えます。主要国の観光政策は何を目指して、どのような組織ややり方で行われているかを紹介し、 日本の観光政策とプロモーションのあり方を学びます。

 

【受験生・在学生へのメッセージ】
-Message for Students-

“観光”も“まちづくり”も学際的な学問です。新聞を読んだり、年齢の異なる方と会話をしたり、友人が履修しそうもない科目を履修したりして、意識的に自分の視野を広げましょう。