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ジャパンハート東京事務局でのインターンシップ

 

国際地域学科地域総合専攻3年

天野綾花

【基本情報】

1.名称 NPO法人ジャパンハート

2.住所 東京都台東区

3.概要 国際医療協力活動NPO

4.期間 2017年4月~7月(毎週月曜日、金曜日)

5.当該インターンをどうやって見つけたのか 以前より、医療分野での国際協力に興味があり、ネットで調べていた。代表の
吉岡氏の講演会に参加したことで、インターンを始めた。

6.履修単位 国際活動実習Ⅱ

 

(1) ジャパンハートの概要

 1995年、ジャパンハート創設者である吉岡秀人氏のミャンマーでの医療活動をもとに、2004年に国際医療ボランティア団体ジャパンハートが設立された。「医療の届かないところに医療を届ける」という活動理念のもと、ミャンマー、カンボジア、ラオスを始めとする東南アジア諸国や日本国内の僻地・離島で活動を行っている。

 ジャパンハートの主な活動は以下のとおりである。

1.東南アジア諸国での活動

・ミャンマー ジャパンハートの活動はここから始まった。現在は、寺院を間借りし、診察や手術を行ったり、僻地の巡回診療を行ったりしている。ヤンゴンでは、Dream Trainという養育施設をつくった。200人近くの子供が、里親制度により支援を受け、共同生活を行っている。

・カンボジア 新たな医療拠点として、2016年5月、Asia Alliance Medical Centerが誕生した。同じ敷地内にカンボジア政府の病院があり、連携をとりながら活動をしている。現地の医師や看護師の育成にも力を入れている。

・ラオス 現在、現地政府との手続きの関係上、活動が滞っているが、山間部の村へも、良質な医療を届ける活動をしている。
 

2.国内地域での活動

 島根県隠岐島や、長崎県対馬等の国内僻地・離島病院と協働し、医療人材不足が深刻な僻地・離島の病院へ医療人材支援を行いながら、世界に通じる医療者を育成している。

 

3.国際緊急救援 

 

4.すまいるスマイルプロジェクト

 小児がんと闘う子供と家族の外出サポートや、思い出作りのサポートを行う。

 

5.国際医療短期ボランティア・国際看護長期研修

 東南アジアの活動地で、誰でも参加できる短期間のボランティアを受け入れている。   参加者は延べ2,600人、年間500人を超え、ジャパンハートの活動を大きく支えている。

 

(2) 主な業務内容

  今回インターンとして行った業務は主として次の2点である。

1.短期ボランティア受け入れ担当

 参加希望者と活動国をつなぐ役割であり、国内事業の顔・窓口となり、より多くの人と関わる重要な仕事である。

A.資料や冊子を希望者へ発送・問い合わせ対応

B.申込者への仮受付メール送信

 ・満員の場合等の日程調整

 ・手続きに必要な提出書類の受け取り、セールスフォースに添付

C.会費・活動費の支払い、航空券手配の案内メール送信

 ・支払い、手配の確認が取れたら本決定。ボランティアに参加。

 

2.国内イベントの補佐

 ジャパンハートを知ってもらうための説明会や、会員・支援者への活動報告会等のイベント運営に従事。イベントの手伝いや受付、フリータイム等での参加者対応を行った。短期ボランティア説明会では、参加者からの質問への返答、申し込みの対応を行った。

 

(3) やりがいを感じたこと

 このインターンを行う以前の私は、国内事務局の重要性を知らず、現地活動に憧れを抱いていた。今回の国内インターンも、最初は、「秋から海外インターンをするまでの時間を有意義にできれば」という程度でしかなかった。しかし、以下の3点がきっかけで、やりがいを感じながら、日々の業務を行うことができた。

 まず、実際にカンボジアの病院を訪れ、遠く離れたスタッフや患者さんと交流したことが大きい。患者さんの笑顔は、スタッフの努力の賜であり、スタッフが円滑に業務を行えるのは、東京事務局のサポートがあるからだと思った。現地スタッフへの尊敬の念とともに、東京事務局にも尊敬の念が生まれた瞬間だった。これは、実際に現地に行かなければ気づかないことである。

 次に、一緒に働いているスタッフの皆さんのこれまでのキャリアや、今どんな気持ちで仕事をしているのかを聞くことで、この仕事に誇りをもっていることを知ることが出来た。日々の業務に全力で取り組みながら、休憩中にいろいろ話を聞いた。なぜ国際協力の道に進んだのか、なぜ国内なのかを伺うことができた。

 最後に、支援者やボランティアの声である。メールでの問い合わせや、イベントでの交流、ボランティアに参加する動機を通し、ジャパンハートの活動に賛同し、幅広い年齢層の人が、「私に少しでもできること」を探していた。ボランティアとニーズを繋げることが、私の仕事であった。

 「国内事務」の漠然としたイメージは、地味な単純作業であり、どこにやりがいがあるのか…と思っていたが、すべての仕事が、海外の助けを必要としている人に繋がっている。そのことを理解すると、国内で行う仕事には最高のやりがいがあることがわかった。

 

(4) 最初は上手くできなかったことが上達した過程と結果

1.ビジネススキル

 メールや言葉遣い、電話対応や接客、お茶出し、周りへの気遣い等、手取り足取り教えていただいたが、上手く実践に生かすことが出来なかった。これは、受け身になりすぎていたからだった。主体性を持ち、前向きに学ぶ姿勢が大切で、実際に回数を重ねていく中で、自分でも気づくくらい成長していた。

 例えば、メールは、上司のメール、ビジネスメールの書籍やネット情報を参照することで、相手に伝えたいことを「シンプルに」伝えられるようになった。「見やすく、簡潔に」を意識して努力した結果である。

2.仕事に取り組む姿勢 

 「仕事は、スピードが大事」と、効率化の方法を考えながら仕事をしていたが、1つの大きなミスから、仕事に取り組む姿勢が変わった。大きなミスにより取り乱し、落ち着くまでに時間がかかったため、周りに迷惑をかける結果となってしまった。

 そのとき「仕事は、スピードと正確さのバランスが大事」だと気づいた。時間をかけて確認し、ミスを無くすことが、結果的にも効率化に繋がると学ぶことが出来た。

 

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     現地スタッフのみなさんと           イベントの様子