経済学部 学部長 加賀見 一彰

学部長メッセージ

変化の激しい社会で活躍するため
世の中を“きちんと考える”
実力を身に着けよう

多くの人にとって、「経済学」はなんとなく知っているけれど、実はよく分からない学問だと思います。高校生だけでなく、社会人でもよく分かっていない、誤解している人が多い学問です。経済学というと、「お金に関する学問」あるいは「市場社会についての学問」というイメージが強いかもしれません。しかし、実際の経済学は「世の中をきちんと考えるための方法」というべき学問です。まさにこのような学問として発展し、世界中で受け入れられています。実際に、いわゆる欧米先進国だけでなく、旧社会主義国やアジアやアフリカ諸国でも、経済学が学ばれ、利用されています。また、景気や財政、金融だけでなく、政治、法律、働き方、生活、地域、家族などを「きちんと考える」ためにも経済学が活用されています。

いま、世の中は大きく揺れ動いています。ビジネスでも生活でも、これまでのやり方は通用しなくなっています。このため、どのような状況にも対応できるような、「世の中についてきちんと考える方法」である経済学は大きな武器になります。ただし、経済学を身に着けるためには、時間と手間をかけて「きちんと学ぶ」ことが不可欠です。ちょっと聞きかじって、すぐ分かるようなものではありません。

東洋大学経済学部では、経済学を「きちんと学ぶ」ためのカリキュラムを用意しています。基礎をじっくりと固めたうえで、自分の問題関心や能力を着実に広げていくように工夫されています。

ぜひとも、東洋大学経済学部で「世の中をきちんと考える方法」である経済学を身に着けて、世の中で積極的に活躍してください。

経済学部 学部長

加賀見 一彰

Kazuaki Kagami

PROFILE プロフィール

所属
経済学部 総合政策学科 教授/博士(経済学)
専門分野:経済理論、制度の経済学