10月5日(土)の4時間目に高校1年生対象の理数講演会を行いました。今回は、講師として国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)で研究をされている山田崇貴様をお招きして、研究の進め方や研究者としての在り方などについてさまざまな角度からのお話しをしていただきました。
後期に入り文系・理系の意識を深めつつある生徒たちにとって、とても意義のあるお話しの内容で、真剣に話を聞いている姿勢が印象的でした。生徒たちの感想を一部抜粋してご紹介します。
「今回の講演を通して、自分の興味のあることを見つけて、世界を広げる大切さを学びました。僕は文系か理系のどちらに進もうか迷っているのですが、文系に進んでも理系に進んでも大学生になったら自分の学びたいことを優先して、貴重な4年間を過ごしたいと思いました。」
「今回の講演を通して、研究者は自分の知りたいことや興味のあることを色々な道具を用いて発見する人たちだということを知りました。また、冒頭で話していただいた『研究は人類の英知を広げること』という意味が最初は分かりませんでしたが、勉強しても分からないような未知の部分を研究することが研究者のやることだと聞いて、その意味が分かりました。」
「文系では研究などはあまり関係ないと思っていましたが、大学で文系でも研究ができることを知って驚きました。現在の日本の研究者の方々が置かれている環境は海外の人たちと比べると厳しい状況にあるとのことなので、もう少し日本の研究者の方々が研究しやすい環境になる必要があると思いました。」
生徒一人ひとりがさまざまなことを感じ、考え、進路の幅を広げていくような刺激があったようです。今後も生徒たちが自分の興味や関心のあることを見つけて、追求できるような教育活動を行っていきます。