7月25日(木)、KSST Jr(KEIHOKUスーパーサイエンスチームJr)のプログラムである「観音崎臨海実習」を中学1年生、2年生の希望者を対象として行いました。
朝早くから電車とバスを乗り継いで神奈川県横須賀市の観音崎まで移動し、最初に行ったのは海辺の植物や地層の観察です。教員による説明、しおりの資料などを参考にしながら、気付いたことを懸命に記録していました。
一通りの観察が終わると、観音崎自然博物館に移動です。博物館ではまず海藻標本をつくりました。標本にするのは「ゆかり」という海藻です。博物館の方に細かくレクチャーしていただき、きれいに海藻が紙の上で広がるよう注意をしながら丁寧に1人1つ標本をつくりました。
最後は海の生き物の観察です。海に入る前に、注意すべき海の生物のことや、生態系と自分の体を傷つけないための海への入り方を博物館の方から教えていただきました。そして、濡れても良い服に着替えると、いよいよ海に入ります。水面に顔をつけて生き物を観察したり触ったりすることで、図鑑や標本だけでは分からない生き物の様子を理解することができました。
今回の実習を通して、生徒たちは、教科書や授業だけでは得られない実体験に基づく学びを得ることができたことと思います。
【生徒たちの感想】
・フィールドワークでは観音崎の植物や地層の仕組みや名前を先生方に教えてもらい、新しい知識を知ることができました。海に入って生き物を観察するときは、危険な生き物やそれがいる場所をしっかりと確認して注意深く観察することができました。
・地層や生物は、教科書で見たりして何となくこんなものだろうという感じで学んでいましたが、実際に触ったり大きさを見たりしたことでもっと興味をもつことができ、学びも深めることもできました。
・移動は想像以上に長くて大変で疲れたけど、現地の博物館では、動物の大きさや住んでいる場所などの模型もあってすごくわかりやすかったです。そして実際に海に入ってみたときは、クラゲなどいろいろな生物が見られました。危険な生物なども知ることができました。この活動を通してより一層生物に興味をもつことができました。