12月1日(金)~7日(木)に中学3年生は、カナダのブリティッシュコロンビア州に位置するバンクーバー、ビクトリアへの修学旅行を行いました。今回の修学旅行は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により4年ぶりの実施となりました。中学校生活の集大成として臨む学習活動とあって、生徒たちには事前準備の段階から相当な意気込みが感じられました。
出発当日、集合場所の成田空港には多数の保護者の方々が見送りに来てくださいました。8時間半のフライトの後、現地に到着するとすぐにホストファミリーとの対面式が行われました。事前にメールでやり取りを行っていたこともあり、初対面ながら早々に打ち解け、和やかに会話をしていました。それから2日間はホームステイ体験を行い、カナダの大自然を満喫したり、地元で開催されたパレードに参加したりするなど、家族の一員として大いに楽しんだそうです。
3日目は、午前中に現地のミドルスクールに通うカナダの生徒たちと交流を深めました。お互いの学校生活についてプレゼンテーション発表を行い、日本とカナダの文化を比較することで、異文化を受容する心が養われたのではないかと思います。午後は、少人数単位のグループに分かれてテーマ別研修を実施しました。ビクトリア大学や州議事堂、チャイナタウンなど、自分が興味のあるテーマを選択し、事前の調査を踏まえた上で訪問しました。民族や人種の多様性を尊重しているカナダ特有の街並みを、それぞれの場所で感じることができたのではないでしょうか。
4日目は、お世話になったホストファミリーとのお別れの日でした。名残惜しそうに握手をする生徒たちの表情は、4日間の充実した日々を物語っていました。
最終日、日本に帰国した生徒たちは一段と成長した姿を見せてくれました。生きた英語を経験し、カナダならではの大自然や歴史に触れ、異文化を肌で感じた経験により、彼らの視野は大きく広がったはずです。英語が通じた喜びはもちろんですが、聞き取れなかった悔しさも含め、現地で過ごした日々のすべてが生徒たちの生涯の財産になることでしょう。
この経験を今後の人生に活かしてほしいと思います。