INTERVIEW #06

ゼミ活動が
システムインテグレーターの
仕事の基盤に

情報サービス業

SCSK株式会社

流通・メディア第四事業本部 営業部

Mayura Tamaki玉木 まゆらさん

経営学部 経営学科

経営学部から
システムインテグレーター企業の
営業に
システムインテグレーター企業の営業といわれる、お客様に最適なシステムを開発するためのすべての業務を請け負う仕事をしています。高度なIT知識が求められるとイメージされることが多いですが、私自身は経営学部出身であり、ITを含めた専門知識は入社後に学びました。新入社員として研修を受けた後、営業職として勤務しています。
私が担当しているお客様はサービス業や不動産業などの会社で、十数社ほど担当しています。営業といっても、特定のソフトウェアやシステムを販売するのではなく、お客様のニーズをもとに戦略や仮説を立て、提案をします。システムを一から開発するケース、また既存のソフトウェアを組み合わせるケースもあるため、提案時から、開発部門のエンジニアとチームを組んで仕事を進めることになります。
お客様にご納得いただくことはもちろん大切ですが、逆にできないことやリスクが生じるという場合は、噓をつかず、正確に伝えることが重要です。どこまでもお客様のためになる提案をすることが大切だと考えています。
 
不手際で業務中断も、
以後の営業活動が奏功し受注へ
とくに印象深いのは、入社して初めて受注を獲得した時のことです。お客様からのご依頼通り、当初は商談開始から半年程度でシステムを導入する見込みでした。しかし、私の確認不足もあって、お客様側で社内の承認が下りず、受注目前で保留となる事態になってしまいました。
すでに開発部門とのチームも組んでおり、社内でも多くの方にご迷惑をかけてしまいました。それからは、上司に相談しながら、より積極的にお客様のもとへ足を運び、提案を続けました。その甲斐もあって、半年後には再始動することとなり、当初のスタートから1年がかりで受注が確定しました。この時の学びと喜びは、忘れることができません。
また、早くから「働き方改革」として当社では業界全体の課題である長時間労働の是正に取り組み、全社の平均月間残業時間は18時間15分、年次有給休暇取得率は93%となっています(2020年3月末時点)。女性管理職の人数も多く、産休・育休制度を利用できるため、大きな安心感があります。
ゼミで知識や
コミュニケーションについて学ぶ
学生時代を振り返ると、経営学部で会社経営や組織論、企業分析について学ぶ機会を得られたことが、社会に出てからも役立っているという実感があります。例えば学生時代に行っていた業界・企業分析での経験が、実際のお客様向けのご提案に役立つといったこともありました。
また、所属していたゼミでは、知識の習得とともに、プレゼンテーションやディスカッションの経験も豊富にでき、自信に繋がりました。また、教授から「一人の振る舞いによって、組織が成長することも、壊れることもある」と教わったことも、組織に対する考え方として大きな影響を受けました。ゼミの課題に取り組むために、仲間と時間を長く共有できたこともありますが、振る舞いを意識する中で課題と本気で向き合い、人と関わり、活発なコミュニケーションと深い絆ができたと感じています。
今後もより多くの領域でご提案ができるよう、広く見識を磨き、お客様にとってより良い提案ができる力をつけていきたいと考えています。
 

RELATIONSHIP仕事の相関図

仕事の相関図 仕事の相関図

One Day Schedule

  • 09:30 出勤、メールチェック
  • 10:00 社内会議
  • 11:30 訪問準備
  • 12:00 昼休み
  • 13:00 外出 ※現在はリモート会議中心
  • 16:00 帰社、訪問後フォロー
  • 16:30 社内会議や資料作成など
  • 18:00 退勤

学生時代の思い出

学生時代の思い出 写真
ゼミでは輪読やグループワークの課題があり、図書館の閉館時間までディスカッションする日々でした。知識だけでなく、組織・チームの中での所作や接し方など、多くの学びがありました。