学びの時間

Minami Haruna

領域を越えた幅広い学びの中で、
やりたいことを見つける

春名 美波さん

情報連携学部情報連携学科
淑徳与野高等学校 出身
トレンドマイクロ株式会社 就職

「最終目標を意識しながら
行動する」大切さ
「AIやIoTを含め、コンピューターサイエンスを幅広く学べる」と塾の先生からの薦めもあり、私は情報連携学部1期生として入学しました。高校まではITについて専門的に学ぶ機会がなかったこともあり、入学後は自分から積極的に質問したり、講義後も自主勉強に取り組んだりしながら、まずは成績を伸ばすことに力を入れました。
また、スキマ時間をムダにしたくないとの想いから、多い時期には週6日のシフトでアルバイトもしました。一見するととてもハードな生活だと思われがちですが、私にとってはメリハリをつけるきっかけになることから、どちらもおろそかにすることなく、やり切ることができたのだと思います。
こうして過ごした1年次の最後には、成績優秀者にも選んでいただくことができました。成し遂げられたのは、「最終目標を意識しながら行動する」ことを心がけたからだという自負があります。成績を伸ばすことに力を入れたことでやりたいことが明確になりコース選択ができたことも、今振り返って本当に良かったと感じています。
情報連携学部2年生へ進級する際、エンジニアリング、デザイン、ビジネス、シビルシステムの4コースから1つを選んで履修します。私はエンジニアリングコースを選択しました。これは当時、サイバーセキュリティについて社会全体の関心が高く、偶然テレビ番組で放送されていたIoT機器のハッキングに関する特集を見て、私自身が興味を持ったからです。この時点でプログラミング言語の知識はありませんでしたが、これまでと同様に、懸命に学びを重ねました。
同じく2年次に、とくに印象に残っているのが子ども向けプログラミング教室を開催したことです。大学祭実行委員として、実際は1人で企画から実施まで担当しましたが、様々な方からのアドバイスもあり、プログラミングの面白さを伝えることができたと感じています。当日は100人以上の親子が参加し、大成功で終えることができました。
春名 美波さん サブカット
いろいろな人と関わり、
学び多き4年間
学生生活において、もう一つ印象深かったのは「情報連携演習」でプロジェクトマネージャーを務めたことです。プロジェクトでは、当時話題となった東京オリンピック・パラリンピック会場のゴミ問題について着目し、問題解決を可能とするスマートゴミ箱の企画開発を行いました。
プロジェクトはアイデアを挙げ、選定後に材料や図面を用意した上でプログラムを考えていく流れで進行します。複数人でチームをつくって取り組みますが、ある時「分担して作業を進めよう」と提案して休講期間を迎えたものの、帰省やインターンシップなど個々の予定も多く、何も作業をしないまま過ごしてしまったメンバーを出してしまい、大幅に進捗が遅れる事態となってしまいました。
プロジェクトマネージャーとして、私はコミュニケーションが不足していたのだと反省しました。自分の勝手な思い込みを捨て、任せた仕事については期日前に確認すること、相手と自分との認識が一致しているか常に確認するなど些細なことでも明確にできるよう積極的にコミュニケーションをとることを意識しました。すると、少しずつチーム全員の会話が増え、トラブルは激減しました。そして発表の日には無事にスマートゴミ箱を開発することができたのです。
学生生活の4年間を振り返り、情報連携学部は、いろいろな人との関わりがあるということが魅力であり、自分とは違う価値観に触れることで多くの学びが得られたと改めて感じています。また、社会に出てからでは成し得ない時間の使い方ができるのも学生の特権です。どうかムダなく、時間を最大限に活用してほしいと思っています。

My Memories

  • My Memories写真01
    1

    2018年5月

    2017年度成績優秀者の表彰
    1年生の時、授業は大変でしたがしっかり取り組んだ結果がこうして形になってうれしかったです。
  • My Memories写真02
    2

    2018年11月

    第2回INIAD-FES終了後の
    メンバーとの集合写真
    まだ経験の浅い状態でしたがメンバーや様々な人と協力して物事に取り組むことが出来ました。
  • My Memories写真03
    3

    2019年11月

    1年かけて行った
    情報連携実習IIIで
    作成したスマートごみ箱
    初めて会う人と連携してプロジェクトを達成する大変さを実感しました。この授業でいろいろな能力が身についたと思います。
  • My Memories写真04
    4

    2020年

    トレンドマイクロ内定式
    コロナウィルスの影響でオンラインの就職活動は意識が追いつかず戸惑うことも多かったですが、内定式でより社会人としての意識を持とうと身が引き締まりました。