INTERVIEW #03

科学技術への探究心が、
多面的な活躍へと広がった

精密機械器具卸

ヤマト科学株式会社

人材能力開発室

Yuya Nagaoka長岡 祐也さん

理工学部 生体医工学科 大学院理工学研究科 生体医工学専攻

現場と現場、人と技術を
繋いで形に
在学中に医工学を学び、特に動物実験などでの前臨床研究に繋がる基礎研究などをしていたため、最先端の知見や技術を通してあらゆる産業の研究開発の進展に貢献できるのではないかと魅力を感じて入社しました。現在は営業支援と人材能力開発室の2つの部門にまたがる多面的な仕事をしています。
営業支援では特注仕様の製品などの設計から導入後の調整まで、技術面でのサポートをしています。また、最新のマーケット情報を収集し、商品の新しい展開に向けた支援や弊社営業ひいてはお客様への情報提供なども行っています。
人材能力開発室では、採用や社員教育・研修に携わっています。ヤマト科学の社員全員が力を発揮できる環境を整える役割です。
お客様の現場と社内を多面的に繋ぎ、人と技術を繋ぐ。どちらも、とてもやりがいのある現場です。前例の無い技術を世の中に送り出すには、お客様の抱える課題やニーズを引き出したり、社内ではチームの場づくりを行ったりと、たくさんの繋がりを強くしていくことが重要であると気づかされます。
 
「ライバル会社に
自慢したくなる出来」と太鼓判
ある製薬会社様から新規のご相談があり、とりまとめたことがありました。前例がない機器のため、ご要望をお聞きしながらモックアップ(模型)を作り、お客 様と一緒に試行錯誤して製品設計を進めました。
製品の性能については、実際の環境で能力を発揮できるか否かを設置後に確認する必要があります。ある時、現場でデータ確認をしたお客様が「これは業界のライバル会社に見せて自慢したくなる出来だね」と言ってくださいました。製薬業界の生産現場は、機器の内容を機密扱いにすることがとても多いのですが、「写真で自慢したいね」と笑顔をみせてくださり、本当に嬉しかったです。
現場の肌感覚を大切に、ご要望と真摯に向き合い、検討を繰り返す。そして、潜在的な課題を引き出し、試作品を作成し、繰り返し検証する。営業という技術支援も、学生の頃の研究と同じですね。
安心して話せる仲間と共に
自ら問い、探求を
どんなものにも興味をもって、今の学びを深めてほしいです。
仮説を立てて検証を繰り返す科学の視点、自ら問いを投げかけ探求する大学での学びの姿勢は、どんな分野に行っても自分の能力を引き出してくれる素地となっています。社会の現場で重要なのは、探求心や興味をもって自ら手を挙げる行動力です。
また、社会に出ると、一人ひとりが異なる価値観をもっています。いきなり打ち解けて理解しあえる場はむしろ少なく、困ったことがたくさん起きます。そんな時に相談相手となったり、助けてくれたりするのは学生時代に繋がった仲間たちです。研究室の先生方、友人や先輩と探求し、繋がりを深めてください。
 

RELATIONSHIP仕事の相関図

仕事の相関図 仕事の相関図

One Day Schedule

  • 08:30 出勤、メールチェック
  • 09:00 部内ミーティング
  • 10:00 会社説明会
  • 12:00 昼食
  • 13:00 大学主催イベント(業界研究会など)への参加
  • 15:00 お客様からの問合せ対応
  • 17:00 翌日の段取り確認
  • 18:00 メールチェック
  • 18:30 退勤

学生時代の思い出

学生時代の思い出 写真 学生時代の思い出 写真
所属していた研究室では年1回のゼミ合宿を開いていました。発表は初日にみっちりと、そのあとは目一杯遊ぶ!という方針で、探求心と仲間の絆が深まりました。