INTERVIEW #04

学生時代の大きな挑戦が、
年間MVP獲得の原動力に

電気・情報通信機械器具製造業

富士通株式会社

Mobilityシステム事業本部

Ryoto Kaburaki蕪木 凌人さん

経済学部 総合政策学科

ゼミナールで出場した
地方創生プレゼン大会が
原点となって
所属ゼミで取り組んだ「地方創生プラン」を離島で実践したことが大きな転機となりました。本プロジェクト実行の際に苦労したことは、島の人たちへの調査の際に、なかなか話を聞いてもらえないことでした。そのため、できることは何かを考え、島じゅうを歩き回り、畑仕事や漁作業などを手伝いながら、少しずつ課題を聴き出していきました。
その結果、人手が足りないという問題が見えてきたため、島の魅力を学生に伝える「学生島インターン」を役場に提案したところ採用され、その年の夏からスタートしました。島と大学とをオンラインツールで繋ぎ、募集から受け入れまでのプランを組み立てたところ、1年間で50人以上の学生を受け入れる盛況ぶりとなり、その後何年も引き継がれるプロジェクトになりました。
「自分の目で確かめ、声を聴き、課題を引き出して解決策を提案する」島での実践を通し、社会課題を解決する楽しさとやりがいに目覚めました。
 
クレームが転じて
倍以上の商談を引き寄せ、
年間MVP受賞も
現在は営業部門で、自動車メーカー様向けに様々なサービスのシステムを提供していますが、あるプロジェクトを任されてすぐ、お客様から矢継ぎ早にクレームがきた経験があります。「品質が低い」、「対応が悪い」と散々な評価で、週に1回以上は叱られました。
そこで、信頼を回復するために夢中で2つの行動を起こしました。まず、お客様から連絡をもらったら即座に返事をし、その後必要に応じてすぐにお客様の元へ駆けつけるようにする。また、社内のシステムエンジニアへのフィードバックでは、お客様との間に入り、ヒアリングした内容と要望を伝え、相談相手になりました。 これらをひたすら続けるうちに、結果的にはクレーム前の倍以上の大きな取引を任せていただけるまでになりました。地道に島の人たちと関係性をつくった学生時代の経験が活かされたように感じます。
私にとってこれらの経験は代えがたいものとなりました。その後も実直に、お客様方から声がかかるたびに足を運んでご要望を伺い「なんとかならないか」の声に応えるよう、管理システムやIoTシステムなどを、ご提案する営業を続けました。そのなかのひとつであるAIを活用した商談システムが先進的な取り組みと評価され、2019年度の統括部MVPを受賞することができました。
自分にしかできないことに
挑戦を!
なんでもいいので、学生のうちに他の人とは違ったことに挑戦してほしいです。私も自動車で日本一周したり、南米のチリに留学した友人を訪ねて、自転車でイースター島を一周したり、卒業直前に横浜から富山まで自転車で縦走したりといろいろチャレンジしました。
アイデアを思いついた時の面白さ、やってみた時の楽しさや充実感が、次の行動力に繋がります。やり遂げたという自信が、就職活動の際や社会に出てからのキャリアに活きていきます。
また、コロナ禍で特に伝えたいのは、テキストコミュニケーションの重要性です。メールでもチャットでも、これまで以上に積極的に話しかけたり、問いかけたりしてほしいです。聞けば先輩や先生方は必ず答えてくれます。
「行動するのは自分から」。その積極性が未来を引き寄せます。私も新しい分野にどんどんチャレンジします。みなさんも自分だけにできることを考えて挑戦してください!
 

RELATIONSHIP仕事の相関図

仕事の相関図 仕事の相関図

One Day Schedule

  • 09:00 出勤、メールチェック
  • 09:30 打ち合わせ
  • 11:00 事務作業
  • 12:00 昼食
  • 13:00 打ち合わせ
  • 17:00 事務処理
  • 18:00 次の日に向けて整理
  • 18:30 業務終了、退勤

※2020年4月より富士通株式会社では、ドレスコードフリーとなり、カジュアルな服装で勤務をしています。

学生時代の思い出

学生時代の思い出 写真
離島でのプロジェクトで、島じゅうを歩き回って地元の人たちと語り合った時に履いていたスニーカーです。ぼろぼろになっても諦めずに挑戦することで、自分が考えていた以上に大きな事業を成し遂げることができた証として、今も大切にしています。