TOYO UNIVERSITY
アルバイト
Ayane Ozawa
「本物のコミュニケーション」を
学んだ4年間
小澤 文音
さん
文学部英米文学科
私立京華女子高等学校 出身
株式会社アトレ 就職
得意だと思っていた
接客が悩みに
学生生活では、授業やサークル活動以外の時間を使って、アルバイトをしていました。飲食店のスタッフやテーマパークのキャストなど仕事の中身は様々ありましたが、大きな学びとなったのは、アパレルショップの店員として働いた経験でした。
私は以前にも接客を行うアルバイトを経験しており、お客様が初対面であっても上手にコミュニケーションが取れるという自信がありました。しかし実際に働き始めると、話しかけてもそっけない態度を取られたり、お客様と距離があると感じるシーンがあったりと、思うような接客ができない自分に気づきました。「私は、接客が上手じゃないな」と、しばらくの間はすっかり自信を失い、思い悩むことさえありました。
それでも、なんとかしたいと考えるうちに、ふと「お客様の立場で接客を見つめ直してみよう」と想うようになりました。そうすると、ご来店いただくお客様には寡黙な方、神経質な方、おしゃべりな方など、お一人お一人に違いがあることを改めて実感しました。
とくに寡黙なお客様は、声をかけづらい雰囲気もあり、どちらかというと苦手な意識を持っていました。しかし、それでも自分から勇気を出して声をかけ、じっくりとお話を聞くようにしたのです。1回目の声かけで「大丈夫です」と接客を断られてしまった後でも、お客様が店内で探し物をされていたり、迷っていらっしゃったりする様子があれば、すぐに話しかけるようにしました。
また、お客様の考えていることを想像し、先回りして提案できるようにも心がけました。例えば、見られているものから、「トップスを探しているのだろうか?」「コーディネートにあっている靴を探しているのかも知れない?」と推測しながら声をかけると、それが違っていたとしても、「実は○○を探しています」と言葉を返してくださって、そこから会話をスタートさせられるようになりました。
相手の価値観を認め、
受け入れる大切さ
もちろん、成功だけでなく、失敗した経験もあります。常連のお客様で、コートをお買い求めになる際に、ご希望される丈の長さを確認しようと身体を触ったところ、お叱りを受けたのです。私はこの経験を無駄にしないよう、スタッフ間で共有しているノートに情報を綴るとともに、このお客様に接客する際には、事前に「少しお身体に触れていいでしょうか?」と声をかけることにしています。
そうして少しずつ声かけを会話へと発展させられるようになると、今度はより具体的な質問ができるようになり、お客様からもプライベートに関わるようなお話が聞けるなど、信頼関係が築けるようになりました。そして経験を重ねていくことで、接客への不安が自信へと変化していったのです。いまでは、お客様と会話をし、喜んでいただける接客という仕事がとても楽しいものになっています。
アルバイトの良い点は、色々な価値観が得られることだと私は思います。アルバイト先が異なれば、そこにはまた異なる価値観を持った方がいます。様々な価値観に触れることによって、それぞれが持つ価値観を認め、共感する大切さを私は学ぶことができました。就職先では、様々な方と協力して仕事を進めていくことになりますが、この学びを活かし、さらに成長していきたいと思います。
My Memories
1
1年生
DiversityVoyageで
フィリピンに行き
ワークショップをした時
フィリピン人のみんなとコミュニケーションを取り合いワークショップが成功した時は非常に嬉しかったです。
2
2年生
アルバイト先の
東京スカイツリー
ソラマチでアパレルのアルバイトをしていました。様々な方がお客様として来るので、1人1人への寄り添った接客が貴重な経験になりました。
3
3年生
サークルの学園祭
3年目にして念願の屋台を出店する事ができ、最高に楽しかった思い出です!
4
4年生
大好きな場所
東京ディズニーランド
遊んだり、働いたり、たくさんの思い出が詰まった大切な場所です。ここでの経験から将来のやりたい事を見つける事ができました。
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