夢を追いかける

Nanaki Fujikawa

常に新しいことに
挑戦する姿勢が、
自分を成長させる

藤川 七樹さん

法学部法律学科
千葉県立松戸国際高等学校 出身
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社 就職

学業とアルバイト、
トレーニングをやり切り、
社会人野球の道へ
学生生活では学部の勉強はもちろん、アメリカへの短期留学による英語力の向上やITスキルの習得、社会人硬式野球チームの活動、アルバイトなど、あらゆることに取り組みました。
なかでも、社会人硬式野球チームの活動はとくに力を入れました。高校時代は強豪校でプレーをし、同級生は大学野球に進む者もいましたが、私は野球だけではなく勉強とも両立したいと思い、社会人野球に興味を持ちました。1年次にはアルバイトを掛け持ちしてお金を貯め、合間の時間にはトレーニングを続けました。そして2年次にトライアウトを受け、社会人チームに所属することができました。さらに3年次の少し前には、新たに結成されたチームから声がかかり、移籍してプレーすることにしました。
新チームの目標は、大会参加初年度での日本アマチュア野球最高峰「都市対抗野球大会」への出場です。達成すれば史上初となる快挙となります。私はチームメンバーの中で最年少でしたが、自分もチームに何か貢献したいと考えて、ウォーミングアップリーダーを志願しました。これは、高校時代の経験が生かせるということもありますが、選手一人ひとりに、試合に勝つための最高の準備をしてもらいたいとの想いがあったからです。当時はウォーミングアップを個人か、数人が集まってバラバラに行う程度で、自分の想いとはかけ離れた状況でした。
藤川 七樹さん サブカット
やるべきことと目的意識の
明確化が、史上初の快挙に
選手一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮するためには、メニューを周知し、それぞれが自分なりのアップルーティンを確立することが必要でした。そのために私は、メニュー表を選手全員に配布するとともに、集合してから、試合や練習を開始するまでのタイムスケジュールを組み、ウォーミングアップの実施を明確化しました。さらに、選手一人ひとりが大切にしている野球観を素直に聴き、理解した上で「勝つためにウォーミングアップを行う」という意識づけができるよう接しました。
タイムスケジュールを組んで、やるべきことを明確化するということは、自分自身の経験に基づくものでもありました。もともと計画を立てて行動することが苦手で、「今日はできなかったから、また明日やればいい」という考えの持ち主でした。しかし、1年次に授業や課題、アルバイト、トレーニング、プライベートでの時間をすべてやり切ろうという中で、予定を管理するスキルを身につけざるを得ない状況となったのです。
まずはスケジュール帳に1日の流れを書いて逆算することからはじめました。そして1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月と期間を区切って計画を立て、実践しました。これによって、やるべきことと目的意識を常に明確化するようになりました。
チーム内ではその後、ウォーミングアップも定着しました。また、他の選手からのアドバイスも参考にし、ウォーミングアップの中身もストレッチやジョグの比重を増やし、リラックス要素を増やすなど改良を加えました。チームとしては創部から2年で念願だった都市対抗野球大会予選に出場、そしてその年に大会参加初年度での本戦出場という史上初の快挙を成し遂げることができました。
かつて先輩から「出るんだったら、打たれ強い杭になれ」との言葉をいただきました。学生時代にしかできないことに全力で向き合えて、自分自身はやり切れたと感じています。そして、これから社会に出ても常に新しいことに挑戦し、打たれても負けない人でありたいと強く思っています。

My Memories

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    1年生

    入学式
    大学生になるんだという実感がわいた日。何千人という同級生がいる中で自分は自分らしく挑戦しようと決意できた日。
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    2年生

    自分の稼ぎで
    初めて買ったグラブ
    今までは親のおかげで好きなことをさせてもらっていたが、これからは自立していかないとと感じさせられた。
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    3年生

    アメリカ短期語学留学
    大学生活で一番の思い出。いろんな人から刺激をもらい、やってみたいことにもっと貪欲になろうと感じた最高の3週間。
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    4年生

    都市対抗出場
    3年間、どんなことを言われようと続けてきた社会人野球。チームが勝つためにしてきた行動がやっと結果となり、野球人生最高の経験となった。