社会に触れる

Mana Sato

「失敗」を力に変えれば、
結果はあとからついてくる。

佐藤 マナさん

社会学部メディアコミュニケーション学科
東京都立白鴎高等学校 出身
東日本電信電話株式会社(NTT東日本) 就職

受験失敗の逆境をバネに
1年から始めた就職活動
私は東洋大学が第一志望ではありませんでした。一方、周りの友達は国立大学などに進学が決まっており、自分と大きな差があるのではないかと感じていました。入学当初はショックで立ち直ることができないくらい落ち込んでいましたが、「このままでは就職もうまくいかないのでは」と先々のことまで考えるようになり、1年次から就職活動に取り組むことにしました。
就職・キャリア支援室の前に設置された資料を収集し、掲載されている情報をくまなく調べました。そして、大学で開かれる企業説明会に参加したり、マイナビやリクナビなどの就職情報サイトに登録したりしました。同級生はまだまだ就職活動の準備まではしていない時期でしたが、当時の私は将来への不安だけが原動力になっていたと思います。
そうした活動の甲斐もあって、私はテレビ局の企画制作を手掛ける会社でインターンシップに参加することができました。私は中学・高校の頃から、テレビ局や広告代理店で自分の企画で人を喜ばせる仕事をしたいとの思いがあり、インターンシップはテレビ局や広告代理店の関係者と繋がりを作ることができる良い機会だと捉え、チャレンジしてみることにしました。
佐藤 マナさん サブカット
自発的な行動で
自分の思いをカタチにする
インターンシップ生としての活動は1年次からスタートし、就職活動が本格的に始まる3年生まで続けました。なかでも印象深かったのが、大学2年次から携わった20代向けのインターネットテレビ番組に関する企画立案です。偶然にも、この事務所には20代が私しかおらず、社員の方から「企画書をつくってみる?」と薦められたのです。いわば、放送作家のような役割をいただきましたが、思った以上に企画が採用されることは難しく、1週間で100本もの企画を提出しました。100本の企画を作るためにありとあらゆるジャンルの雑誌や書籍に目を通したり、街中で人を観察したりと、自分にはない考えを取り入れていきました。しかしそれでも採用されなかったときは心が折れそうになりました。
そうした中で、インターンシップ先の先輩方に、自分が考えたアイデアについて意見を伺ったり、会社の企画会議に参加させていただいたりもしました。最初はただアドバイスを理解しようとメモする程度でしたが、チームの中で、私がターゲット層と最も年齢が近かったこともあり、自分自身の目線で率直に意見を伝えられることで、チーム内に新たな考えを生むことができました。その結果、企画段階で少しずつ、私の意見も取り入れられるようになりました。また、物事自体も多面的に捉えられるようになり、発想力も以前より広げることができた結果、数本ですが自分が立てた企画を採用してもらうことができました。 この経験で培った発想力は、アルバイトでのお客様対応や、マニュアル作成時など、柔軟性や企画力が必要な際に活かすことができました。また、納得した就職活動など自分には無理だと思っていたのですが、この経験をはじめ、早くから自発的に行動してきた結果、納得したものにすることができたと思います。
社会人になると、これまで以上に自発的な行動が求められると思います。不安がないわけではありませんが、インターンシップで培った自発的な行動力、発想力を活かしながら、多くの人を幸せにできるアイデアを生み出せる人材になるべく、成長していきたいと考えています。

My Memories

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    1年生

    はじめてのサークル夏合宿
    様々な価値観をもつ友人に巡り合えたことはとても刺激的であり、たくさんの考えを得ることができました。
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    2年生

    就活講座で出逢ったみんなと
    アイデアコンテストに参加
    チームでゼロから新しいものをつくる面白さを学び、就職先を選ぶうえで重要な経験となりました。
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    3年生

    就職活動中に食べた
    思い出の焼肉ランチ
    就職活動がうまくいかず苦しいときは、友人と美味しいものを食べて励まし合いながら頑張っていました。
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    4年生

    青春18きっぷで
    秘境を巡った7日間
    卒業が近づくにつれて改めて時間の大切さを感じ、今しかできないことをしようと秘境巡りをしました。