学園祭実行委員

Takashi Ando

人と関わり、
人から学んだ4年間の学生生活

安藤 允さん

総合情報学部総合情報学科
私立東洋高等学校 出身
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 就職

目的を共有し、
新しい企画を成功に導く
学生生活でとくに力を入れたのは、「こもれび祭(川越キャンパスの学園祭)実行委員会」での活動です。1・2年次には総務・財務という業務を担当していましたが、前年踏襲の企画が続くこもれび祭を「来場者により喜んでもらえるようなものに変えることが必要」と感じていました。委員会メンバーもこの状況を変えたいと考えていましたが、固定概念や新たなことを行うことに対する面倒くささもあり、なかなか実行に移すことができていませんでした。そこで、体制を根本から変えるため「企画開発部門」を自ら立ち上げ、今までにない新しい企画を生み出し、こもれび祭を進化させようとしました。
民間企業や地域とも連携する、規模の大きな企画を実施したいとの熱い想いがあり、私はリーダーとして、良い企画を作るために、一人ひとりと向き合い、自分たちの目的は何であるかを何度も共有しました。考え方が違っていても、目指す方向が同じなら、改善のためのアイデアが見つかると思ったからです。メンバーと共に現状分析や目的・計画について詳しくパワーポイントにまとめ、委員会全体に発表を行いました。反対意見なども出ましたが、その都度、誤解を解き全員に理解を求め続けました。また、後輩メンバーに対しては「来年以降も続けていくことで委員会全体を変えていくことが目的である」と強調し、「今やるべきことはとにかく新しい企画を作り続けること」と伝え、たとえ小さなアイデアであっても互いに共有しました。多くの時間がかかりましたが、それぞれの目的と行動が明確になっていくと、部門としても一体感が生まれていきました。 大学祭当日は、理系学部が集まるキャンパスらしい企画としてセグウェイ(立ち乗り電動二輪車)体験を実施しました。当時はセグウェイが流行していたこと、大人も子どもも楽しめる乗り物ということもあり、「こもれび祭」では一番の人気企画となりました。
企画自体の成功はもちろんですが、それ以上に意義を感じたのは、こもれび祭の企画が、前年の踏襲ではなく、毎年のように目的を考えて実施するという変化を生み出せたことです。この企画を通じて、改善サイクルを委員会全体に波及させることができたと感じています。
安藤 允さん サブカット
一匹狼では成し得ず、
支えられたからこその挑戦と変化
リーダーとして、周りと協力しながら新規企画を立ち上げていきましたが、すぐに軌道に乗ったわけではありません。私は元々、自分一人で物事を進めることが多く、高校時代から一匹狼的な存在で、1・2年次も一人で仕事を抱えることが多くありました。しかし、この新規企画を行う上でスケジュール管理や企画の練り上げ、関係先(大学や企業)との連携・対応など課題は山積みで、とても一人で手に負える状況にはありませんでした。そんな私を見て、委員会のメンバーは、企画のアイデア出しや、手続きなどあらゆる場面で協力をしてくれました。
みんなからの支えがあったので、私自身もみんなに協力を仰げるようになっていったと思いますし、みんなを頼ったからこそ今回の成功があったと感じています。一人で何かを行うことには限界がありますが、多くの方と協働することで大きなことを成し遂げられるということを、この経験を通して学ぶことができました。この学びは、最高の財産となりました。
4年間をいま振り返ってみると、文理さまざまな学部があり、多様な価値観を持っている学生が学び合う東洋大学だからこそ、このような経験ができ、学びがあったと確信しています。すべての出会いに感謝しつつ、社会においても自身の幅を広げながら、一つの分野で開拓者となれるような生き方を目指していきたいと考えています。

My Memories

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    1年生

    2月に開催した
    サバゲーサークルでの貸切大会
    友人らと立ち上げたサバゲーサークルで初めて貸切大会を開催しメイド服で参戦。他大学の学生との交流もできた。
  • My Memories写真02
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    2年生

    夏休みに東南アジアを
    ひとりバックパックで周遊
    見知らぬ土地で様々な国籍のバックパッカーらと共同生活をする。異国の文化や人々に触れ、自分の世界が拡がった。
  • My Memories写真03
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    3年生

    3年目のこもれび祭で
    新たな企画を敢行
    3年間続けた大学祭委員会の集大成。多くの人に支えられてセグウェイ企画など新しい事に挑戦し、大きな成果を得た。
  • My Memories写真04
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    4年生

    就職活動を終えて
    友人らと国内旅行
    コロナ禍で中止や延期が繰り返された就職活動を終え、大学の友人らと旅行に。その後、感染拡大で旅行さえ難しくなった。