サークル活動

Tadashi Honma

異なる価値観と
向き合いながら、
全員が楽しめるサークルに

本間 天さん

食環境科学部食環境科学科
埼玉県立伊奈学園総合高等学校 出身
株式会社資生堂 就職

「楽しむ」バレーボールで得たもの
高校時代に全国大会常連の強豪校でバレーボール部に所属していた私は、入学後も大好きなバレーボールを続けたいとの想いから、サークル活動に参加することにしました。高校の部活とはまるで違う空気。覇気のない練習、相手に点を取られても笑ってミスをごまかす試合。そうした状況を目の当たりにして、「この環境に馴染むことはできるのだろうか」と不安を感じずにはいられませんでした。
それでも、同じサークルのメンバーと仲良くなりたいという想いがありました。よく言われることかも知れませんが、自分から行動しなければ何も変わらないということもあり、まずは自分からメンバーへ意識して声をかけ、日常会話からコミュニケーションを取るようにしたのです。
自分から心を開いてコミュニケーションを取ると、自然と相手も心を開いてくれるものです。話を聞いていくうちに、メンバー一人ひとりが、さまざまな想いを持ってバレーボールやサークル活動と向き合っていることがわかりました。自分にはない価値観を持っていることに驚きましたが、相手を思うことで、それらの価値観を否定したり、自分の価値観と比べたりしようという気持ちはなくなり、反対に相手に寄り添うこと、共感することが大切だと思えるようになりました。
本間 天さん サブカット
自分以外の周りを考えるように。
芽生えたリーダーとしての考え方
メンバーと積極的にコミュニケーションが取れるようになると、サークル活動についても自分がどうかということではなく、後輩ができた2年次には「サークルのために自分は何ができるのか」を考えるようになりました。例えばメンバーの中に、これまでの自分と同様に、なかなか環境に馴染めない人もいますが、居心地の悪い想いにならないように工夫できることを考えたのです。全員がバレーボールを楽しめるような環境をつくるには、どうすればいいのか。私は先輩にもアドバイスを受けながら、いくつかの具体的行動を起こしました。
一つは練習での改善です。サークル活動ではスペースや時間に制約があるため、なかにはボールに触れることなく練習時間を終えてしまうメンバーもいましたが、それがないよう工夫をしました。ボールに触れることで、自分なりに練習しようというモチベーションが高まり、楽しみも感じられるとの考えからでした。
また、試合ではミスがつきものですが、落ち込んでいるメンバーをそのままにせず、他のメンバーが声かけをするようにしました。これによって、ミスをした本人だけでなく、全員がポジティブな気持ちを維持できるようになったと思います。ほかにも試合間に一緒に練習をしたり、雑談で気を紛らわせたりといった行動を積み重ね、サークル全体が高いモチベーションで、バレーボールを楽しめる環境づくりができたと感じています。
サークル活動をする中では、いろいろな想いや感情を持ち、悩むことがあるかも知れません。しかし、一人で抱えるのではなく、他のメンバーから意見を聞いたり、先輩からアドバイスを受けたりすることが大切だと感じています。まずは、目の前にいる一人から声をかけてみてはいかがでしょうか。

My Memories

  • My Memories写真01
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    1年生

    一年生の時の
    ビーチバレー大会の写真
    初めてビーチバレーの大会に参加し、大会結果は振るわなかったもののその後の景品くじで当選し嬉しかったです。
  • My Memories写真02
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    2年生

    サークルで初めて
    社会人バレーに参加した時の写真
    楽しむサークルのバレーでなく、本気のバレーを仲間としたため練習からとても良い思い出になりました。
  • My Memories写真03
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    3年生

    コロナの影響で
    最後のサークル合宿の集合写真
    サークルの一大イベントをレクやバレー、宴会などをして毎年楽しいイベントの最後の一コマで思い出になりました。
  • My Memories写真04
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    4年生

    仲の良い同学年での
    川越散策の時の写真
    四年間共に過ごした仲間と最後に全員集合した時の写真。様々なことがありましたがこのメンバーで過ごせてとても幸せでした。