井上円了の教育理念

- ページ: 210
- また、そのような若人が地球規模で活動するための基礎力として「英語力」をつけるこ の英語特別教育SCAT ( Special
とを目標とし、アメリカのモンタナ大学の協力により、英語教育専門教員を招き、週四日
Course in Advanced TOEFL)を始めた。そして英語力をつけ
た学生の留学機会を増大させるためにISEP ( International
Student Exchange Program)に加盟
し、アメリカ百三十二校の中から目的にあった留学先大学を選択できる制度を拡充した。
このような教育制度を整備することにより、東洋大学の教育を総合して、地球社会で活躍
できる広い知力と深い人間性を兼ね備えた人材を輩出することを目標としている。
平 成 十 九 年 度 に は、 文 部 科 学 省 が 実 施 し て い る 教 育 改 革 支 援 プ ロ グ ラ ム( GP=Good
Practice 優れた実践)の う ち、 「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代 GP) 」と「大学院
教育改革支援プログラム(大学院教育改革 GP) 」の二つの分野で、東洋大学は採択された。前
者は、工学部を主とする「ものづくりから学生と地域を育てる共生教育─『つくる』をテ
ーマに『持続型共生教育プログラム:川越学』の展開へ」である。後者は、大学院経済学
研究科公民連携専攻(修士課程)を主とする「公民連携人材育成プロジェクト」である。
研究分野では、文部科学省からの大型研究費を得て実施している各種研究プロジェクト
206
- ▲TOP