Work Style
株式会社アルビオン 就職
私を取りまく仕事相関図
化粧品専門店や百貨店を中心に、高級化粧品を展開するアルビオン。私はフィールドマーケッターとして、お取引のある化粧品専門店が売り上げを伸ばすための販促計画の立案と推進を行うとともに、接客・販売を担当するビューティアドバイザーのマネジメントも担当しています。
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高校時代は理系の勉強が好きで、「将来は化学メーカーに就職したい」と考え、生命科学部生命科学科に進学しました。4年次に研究室に所属してからは、植物がストレスのかかる生育環境に置かれた際に自らの身を守るために生み出す代謝産物についての研究に取り組みました。卒業論文で取り上げたのは、イネの種皮や胚の部分に含まれるγ-オリザノールという成分です。γ-オリザノールは人間の健康維持に役立つ機能性成分の一種で、肌の水分量を増加させる効果も期待できることから、化粧品にも含まれています。そのため、就職活動をする際には化粧品業界にも自然と興味を持つようになりました。
就職活動では、営業職を志望して、化粧品業界のほかに製薬業界やトイレタリー業界の企業にも足を運びました。その中でも、お客さまが持つ魅力を引き出すことにやりがいを感じている人々が働いている化粧品業界の華やかさには強く惹かれるものがありました。
アルビオンの化粧品にはγ-オリザノールを配合したものもあり、成分の特徴について専門的な勉強をしてきた自分であれば、その化粧品がなぜ肌に良いのかを成分ベースで説明できるという強みがあるように思いました。化粧品との縁は大学の研究室時代から始まっていたのだと思うと、不思議な巡り合わせを感じます。
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入社して最初に配属された横浜支店を経て、現在は名古屋支店のフィールドマーケッターとして、当社の商品を扱ってくださる化粧品専門店12店舗を担当しています。販売計画の立案と推進を行うのが主な仕事で、お取引のある化粧品専門店の方々といかに信頼関係を築いていくかが問われます。
まず何よりも求められるのは、営業の数字に関して正確な分析を行い、的確なご提案を行うことです。大学の研究で常に数字を使ってきたので、数字を使った分析を得意としていることは大きな強みになっています。販促方法について考える際は、地域のイベントへの出店などの新しい取り組みをご提案することもあり、日頃からそれぞれの店舗に足を運ぶことで、スタッフの方々に「あなたがそう言うならやってみよう」と思っていただける関係を築いておくことを心がけています。
お客様に化粧品の使い方をアドバイスするビューティアドバイザーのマネジメントも担当し、シフトを作成したり、商品の紹介方法をともに考えたりすることも重要な仕事です。営業活動は専門店のスタッフの方々やビューティアドバイザーと一丸となって行うものであり、成果が出た時には感謝の言葉を忘れずに、チームとしての団結を高めることを意識しています。私は小学生から大学時代まで野球を続けていたため、そこでのチームプレーの経験も現在の仕事には活きているように思います。
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営業職として日々の情報収集は重要なので、SNSでは美容関連のアカウントをフォローし、常に最新情報を入手できるようにしています。担当する店舗の売上を伸ばすために、SNSを活用した情報発信をご提案することもあり、自分が見聞きするものの全てが仕事の新しい可能性につながっていく点にやりがいを感じます。
振り返れば、大学時代も「化学メーカーに就職したい」と思った時点でドラッグストアでのアルバイトを始め、様々なメーカーの商品の特徴や売れ行きなどをチェックしていました。卒業論文を書く際にも、図書館で文献を調べたり、論文検索データベースを活用して先行研究を調べたりすることで、アウトプットの質が高まることを身をもって経験しました。今後は営業職でキャリアを積んだ後、商品企画・開発に携わりたいという夢があり、そのためにも広く情報を集めることで自分なりのこだわりを見つけ、それを追究していく姿勢を大切にしていきたいと思います。
出身地の福島から大学進学を機に上京し、就職してからは横浜と名古屋での勤務を経験し、自分の活動するフィールドが日本全国へと広がってきていることを実感します。アルビオンを「世界一の高級化粧品メーカー」にするための一員として、これからは海外も視野に入れながら良い商品を広めていくことで、アルビオンをより魅力的なブランドに成長させていけたらと願っています。
マイルールとそのルーツ
PCは会社で、iPadは営業活動中に、iPhoneは仕事の連絡で使用しています。社用携帯とプライベートの携帯で分けられるのが良いです。
名古屋市内から岐阜県、長野県そして時折三重県まで私の移動を支えてくれています。
仕事で使うカバンはリュックにしています。スーツケースと同じブランドで揃えています。