あなたの人生のdotsは
なんですか?

Work Style

久喜市役所 就職

市役所の職員として
「あなたに相談して良かった」と
信頼してもらえる存在でありたい。

品田 彩SAYA SHINADA
ライフデザイン学部生活支援学科
(現・福祉社会デザイン学部社会福祉学科) 2020年卒業

Relationship

私を取りまく仕事相関図

社会福祉士として、久喜市役所の福祉部に勤務しています。高齢者福祉課での勤務を経て、現在は障がい者福祉課のケースワーカーとして、身体障害・知的障害・精神障害により生活課題を抱える方々の相談対応と支援を担当。相談の内容に応じて、利用可能なサービスの案内や手続きを行っています。

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大学の「国家試験対策講座」を
フル活用して、社会福祉士に。

学童保育で働く母親の姿を見て育ち、自分も誰かの役に立てる仕事に就きたいと思うようになりました。大学時代は、社会福祉士の国家試験の受験資格が得られるライフデザイン学部生活支援学科(現・福祉社会デザイン学部社会福祉学科)で学び、学内で開講されていた「社会福祉士国家試験対策講座」も全て受講。当時、通っていたキャンパスのほかに白山キャンパスで開かれる講座にも通い、4年生が中心の講座にも3年生のうちから参加するなど、「学べることは何でも学んでおこう」という気持ちで熱心に取り組みました。
市役所で働くことを意識するようになったのは、3年生の時に久喜市役所での2日間のインターンシップに参加したのがきっかけです。職員の皆さんが市民の方の相談に親身になって対応している姿を見て、「自分も社会福祉士になってここで働きたい」という思いが強くなりました。医療機関や社会福祉施設など、社会福祉士の資格を活かして働ける場所には複数の選択肢がありますが、全ての市民を対象とする市役所に勤務すれば、福祉全般に幅広く携わることができる点にも魅力を感じました。
資格試験対策に打ち込んだかいあって、大学4年次の終わりに国家試験に合格でき、社会福祉士として久喜市役所に入職しました。高齢者福祉課での3年間の勤務を経て、現在は障がい者福祉課に勤務しています。

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市民の悩みを丁寧に聞き取り、
最適な支援ができる機関につなげる。

入職して最初に配属された高齢者福祉課では、地域包括支援センターの業務も担っていたため、窓口業務のほか、高齢者の方のご自宅を訪問する機会も頻繁にありました。相談窓口となる地域包括支援センターは「何でも屋さん」のような存在で、それぞれの市民がどんな悩みごとを抱えているのかを丁寧に聞き取り、最適な機関につないでいく役割を担います。
私は大学時代に地域福祉のゼミナールに所属し、団地にお住まいの高齢者の方々の訪問調査で生活上の悩みごとについて尋ねたことがありました。市役所で働き始めてから、高齢者の方々の本音を引き出す聞き取り方や伝え方を自然と心がけることができたのは、実際に福祉の現場に出かけて学ぶことができた大学時代の経験があったからだと思います。
以前、支援継続中の高齢者について、民生委員から様子が気になるという連絡があり、心配になったためご自宅を訪問したことがありました。そのときはちょうど訪問した際にその方が体調不良で倒れてしまわれたのですが、私がその場にいたことですぐに対処することができました。福祉の仕事で大切なのは、「おかしいな」「大丈夫かな」といった、ちょっとした違和感を見逃さないこと。市民の方やご家族から「あなたに相談できて良かった」と感謝の言葉をいただけた時は、大きなやりがいを感じます。

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障害福祉分野の知識習得に努め、
一人ひとりに寄り添いたい。

入職4年目に障がい者福祉課に異動した当初は、障害福祉の分野の知識が十分に身についておらず、窓口や電話対応で戸惑うこともありました。経験が浅くても、市民の方にとっては窓口にいる私の発言が「久喜市の回答」として受け止められるため、正確かつ最適な対応ができるように日々の知識習得が欠かせません。
経験を積むにつれて、実際に判断したり、行動したりする上で役立つ知識を職場で共有していくことも重要だと感じています。5年目には後輩の指導係を務め、後輩の疑問に対して、自分が過去の同様のケースではどのように対応したのかを伝えることを意識しました。最近は福祉の仕事に携わる中で、税金や医療費、国民健康保険制度などに関する正しい知識を市民に発信していく仕事にも興味が出てきました。今後は、様々な角度から市民の皆さんの役に立てる方法を模索していきたいと考えています。
一人暮らしの高齢者の方や医療的ケア児を育てる保護者の方など、地域には「困っているけれど、どんな支援を受けられるのかが分からない」という方が大勢います。そのような方々に適切な情報を提供し、必要な支援に結びつけることが市役所の重要な責務です。最初の相談窓口であるとともに、最後のセーフティーネットとしても市民に信頼していただける存在になれるように、これからも一人ひとりの方に寄り添っていきたいです。

Rule & Roots

マイルールとそのルーツ

  • 週末はお気に入りのカフェに

    平日は慌ただしい毎日なので、週末は甘いものを食べにカフェによく行きます。おいしいものを食べてエネルギーチャージ。「来週も頑張ろう!」と思えます。

  • 旅行に出かけて気分転換

    1年に2回程度、旅行に出かけています。きれいな景色を見たり、おいしいものを食べたりして、気持ちがリフレッシュできます。

  • 予定管理はスケジュール帳で

    現在の仕事は訪問や会議の予定も多いため、常にスケジュール帳を持参して、いつでも予定を確認できるようにしています。