留学先のアメリカで国立公園を散策
現地の友達と初めて遠出をして、アメリカの広大な自然に驚かされました。凍った川の上を歩いて渡ったのは貴重な思い出です。
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株式会社コナミデジタルエンタテインメント 就職
オールイングリッシュの授業で英語力を磨き、2年次には8か月間のアメリカ留学を経験。帰国後は学内にある英語でのコミュニケーションスペース、ECZのスタッフを務め、英語を使う環境に身を置くことで英語力の維持に努めた。インターネットテレビのプレゼン番組に応募し、自らの経験を伝える姿勢が評価されたことが自信につながった。コナミデジタルエンタテインメントでは、英語力を活かしてゲームの魅力を海外に発信する仕事がしたいと語る。
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国際学部グローバル・イノベーション学科を進学先として選んだのは、授業がオールイングリッシュで、長期留学が必須となるカリキュラムに魅力を感じたからです。高校時代は外国語科に在籍し、英語でのディスカッションの経験もありましたが、入学当初は留学生と話す時に「間違ったことを言ってしまったらどうしよう」という不安で頭がいっぱいになることが多々ありました。自分の不安ではなく、相手が言おうとしていることに意識を向けようと気持ちを切り替え、分からないことがあれば相手にすぐに聞くようにしたことで、英語でのコミュニケーションに少しずつ慣れていくことができました。
2年次には約8か月間、アメリカのノースダコタ州にあるジェームズタウン大学に留学しました。日本人留学生がほとんどいない大学だったので、英語を使わざるを得ない環境に身を置けたのは幸運だったと思います。留学先ではコミュニケーション学やメディア学などを履修し、自分から周囲の人に積極的に話しかけていくようにしました。
留学先で印象に残っているのは、現地の人々と企画・実行した、日本の食文化を紹介する「Japan Night」のイベントです。日本の料理や金平糖、煎餅などを振る舞ったところ、このイベントをきっかけに日本文化に興味を持ってくれた現地の学生も多く、仲良くなるきっかけにもなりました。
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留学中に身につけた英語力を維持するには、帰国後も英語を日常的に使う環境に身を置き続ける必要があります。授業のほかにも英語を使う場面を増やそうと思って、足を運ぶようになったのが、大学内にある英語でのコミュニケーションスペースECZ(English Community Zone)です。4年次からはECZのスタッフとなり、留学生と日本人学生が一緒に楽しむことのできるゲームの企画などの運営にも携わるようになりました。
さらに、国際学部グローバル・イノベーション学科の独自イベントでは、ゲストスピーカーの講演内容をその場で英訳して参加者に伝えることにもチャレンジ。学外では観光客向けに和菓子作りやお抹茶体験のサポートをするアルバイトも始め、時には海外からのお客様に英語でインストラクターを務めることもありました。多くの学びのチャンスが学内外にはありますが、自分から手を伸ばさなければつかむことはできません。自分に必要だと感じる経験や環境は、自分から取りに行くことを心がけていました。
また、就職活動の進め方に悩んでいた3年次の秋に、大学生が企業担当者らの前でプレゼンテーションを行うインターネットテレビの番組を知り、応募することにしました。留学経験で得たことを言語化して人に伝える経験をし、それが評価されてオンエアされたことで、自信が持てるようになったと思います。
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就職に関しては、「英語を活かせる仕事をしたい」という希望がありました。様々な業界の研究を進める中で気づいたのが、商品の海外展開を行っている企業であれば、英語を活かせる場面も多いのではないかということです。それに気づいた時、ふと思い出したのが、留学先で現地の友達とゲームの話で盛り上がったこと。日本のゲームはアメリカの若者にも人気が高く、知り合って日が浅い友達とも共通の話題として楽しめたのです。それからはゲーム業界の志望度が高くなっていきました。
コナミデジタルエンタテインメントの採用試験では英語面接にも臨みましたが、それまで英語を使い続ける環境に身を置き、インターネットテレビの番組でのプレゼン経験もあったため、堂々と話すことができました。入学当初は留学生との英会話にも不安を感じていたことを振り返ると、この4年間で自分が大きく成長できたと感じています。
どんな状況でも、自分から人との接点を作っていくこと。迷ったら、自分がより大きく変化できそうな道を選ぶこと。私の中には確固たる「芯」があるので、これからもそれを大切にして、常に新しい自分でいられるように様々なことに挑戦していきたいと思います。そして将来は大学生活で培った英語力や表現力を活かして、世界中の人々に日本のゲームの魅力を伝え、日本と世界の架け橋のような存在になりたいです。
現地の友達と初めて遠出をして、アメリカの広大な自然に驚かされました。凍った川の上を歩いて渡ったのは貴重な思い出です。
自分と同じ立場の留学生とともに、母国の文化を伝えるイベントを主催。イベントの企画や準備をするのは初めての体験でした。
ECZのスタッフになった際に、自己紹介用の写真を室内に掲示しました。ECZで働いたことで様々な人と出会えました。