高校時代から憧れていた研究室に所属
植物生理学研究室では、週1回、各自の研究について報告する時間があり、先生や先輩方からのアドバイスに助けられました。
Career Design
株式会社ニチレイフーズ 就職
植物生理学研究室に所属することを目標に、1年次から学業に真剣に取り組み、2年次・3年次には2年連続で成績優秀者に選出。研究室配属後は、「高CO2環境がイネのミネラル吸収効率に及ぼす影響」をテーマとして、地道に実験や考察に取り組んだ。教職課程も履修し、4年次には教育実習で生物の魅力を高校生に伝えられるよう工夫を凝らした。卒業後は、「食を通じて人々を元気にする」という夢に向けて、株式会社ニチレイフーズで工場の生産管理に従事する予定だ。
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高校2年生の時、生物の授業が面白く、大学では生物に関することを学びたいと思うようになりました。東洋大学のWeb体験授業を通じて、イネについての研究をすることが世界の食糧問題の解決につながる可能性があることを知り、「自分もここで研究をしてみたい」と思ったのが、生命科学部生命科学科に進学した理由です。
植物生理学研究室は人気の高い研究室だったため、所属するには学年上位の成績を修めておく必要があり、1年次から学業には全力を尽くしました。実験の授業では自分なりの考察を深めて、レポート作成することを意識しました。その結果、2年次・3年次と2年連続で成績優秀者に選ばれ、念願の研究室に所属することができました。
研究室では、「高CO2環境がイネのミネラル吸収効率に及ぼす影響」についての研究に取り組みました。これは、地球温暖化により空気中の二酸化炭素濃度が高くなっている現代において、イネの生育や栄養分にどのような変化が起きているのかを実験を重ねて検証するものです。実験では予想とは反する結果が出ることもあります。しかし、次にやるべきことを自分で考えて試行錯誤していくプロセスには、正解の分からないことを追究していく生命科学の学びならではの喜びと充実感がありました。
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私に生物の面白さを教えてくれた高校時代の先生のように、自分も誰かに生物の魅力を伝えたい。そのような思いがあり、大学では教員免許を取得するための勉強にも力を入れていました。生命科学科の実験や講義に加え、教職課程で教育心理学や指導法などについての授業も履修していたため、1・2年次には時間割がびっしり詰まっていました。両立は大変でしたが、通学の電車の中で英語の単語帳を見たり、実験をまとめたノートを振り返ったりする工夫をして乗り切ったことも、今では良い思い出です。
4年次には高校で3週間の教育実習を経験。細胞分裂の授業では「けがをした時に皮膚が再生するのも細胞分裂なんだよ」と説明するなど、身近な例を挙げながら生徒の興味を引き出すことを心がけました。生徒たちから「先生の授業、分かりやすい!」と言われた時のうれしさは忘れられません。
実習前には大学のサポート体制にも助けられました。実習を終えた先輩の体験談を伺い、先生方や先輩たちの前で模擬授業を重ねたことで、自信を持って実習に臨むことができました。進路に関しては、教職には就かずに企業への就職を希望することとなりましたが、教育実習で得た「相手に寄り添いながら伝える力」はどんな仕事に就いたとしても活かすことができる財産だと感じています。
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学外では、ファストフード店のアルバイトでシフトマネージャーを務め、幅広い年齢・国籍のスタッフ約30人をまとめる責任を担いました。心がけていたのは、お客さまへの提供時間を短縮するといった共通目標を設定し、スタッフが成果を出した時にはそれを認める声かけをすること。教職課程で教育心理学を学んでいたことも、スタッフのモチベーションを高める上で役立ったと思います。
「食を通じて人々に元気を届けたい」という思いから、就職活動では食品メーカーを志望。工場における工程管理やスタッフマネジメントなどを担う生産管理職の存在をインターンシップで知り、アルバイトでのマネジメント経験が活かせるのではないかと考えました。選考を受けるにあたっては、企業研究を念入りに行い、それぞれの企業に自分がどのように貢献できるのかを事前に書き出してから面接に臨みました。ニチレイフーズでは生産管理職として工場での経験を積み、将来的にはスタッフの教育などにも従事したいと考えています。
学生時代には、教職課程を履修するか、アルバイトでマネージャーを引き受けるかなど、自分で重要な選択をする場面がたくさんありました。「迷った時は難しい道を選ぶ」という信念を貫いてきたので後悔はないですし、正解がない中で自分なりの答えを形にしてきたという自信があります。今後もこの信念を大切に、挑戦を続けていきたいです。
植物生理学研究室では、週1回、各自の研究について報告する時間があり、先生や先輩方からのアドバイスに助けられました。
インターンシップはさまざまな職種の仕事を知ることのできる絶好の機会。参加をきっかけに、やりたいことが見つかりました!
3週間の実習で20回の授業を行いました。授業のつくり方のほか、生徒との関わり方など、多くを学んだ貴重な経験でした。