あなたの人生のdotsはなんですか?
私を取りまく仕事相関図
医療用から一般用まで幅広い漢方薬を製造販売する漢方製剤メーカーの株式会社ツムラ。私はMR(医療情報担当者)として、医療関係者に対して医療用漢方製剤の品質・有効性・安全性などの情報を提供するとともに、医療現場からの情報収集などを行っています。
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大学時代に経験した接客業のアルバイトの影響もあり、就職活動では「人と触れ合える営業職に就きたい」と製薬会社からホテル、航空会社とさまざまな業種を受けました。大学で学んだ社会心理学を活かせること、かつ健康に関わる大事な仕事に携われることに魅力を感じて、株式会社ツムラにMR(Medical Representatives:医療情報担当者)として入社しました。仕事は日々、医療関係者にお会いして当社の医療用漢方製剤の品質や有効性、安全性などの情報をお伝えし、ご意見などを収集することです。具体的には医師の方々の治療上の悩みに対して、現状の使用薬や症状などを聞き取って分析し、当社の漢方製剤の有効性と安全性の裏づけとなる臨床・基礎データを踏まえて提案します。チームで検討して提案した漢方製剤が採用されたときは嬉しいです。医療の現場は常に変化しています。漢方薬の知識だけでなく、西洋医学の医薬品の知識も必要なので日々の勉強は欠かせません。漢方製剤を扱う当社の強みは全ての診療科目に対応していることです。そう考えるとまだまだ開拓余地があり、MRの仕事にやりがいを感じています。
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東洋大学に入学したのは、心理学を学びたかったことと就職支援がしっかりしていると思ったからです。大学では、研究を通して“客観的に物事を見る力”が養われたと思います。研究を行うにあたっては、先行研究の論文などを基に仮説を立てた上で実験を行いますが、自分の思い描いた結果が出ないことがよくあります。卒業論文で『日本の大学生の幸福感』を調べたときに、海外の「自尊心が保たれる=幸せ」を尺度とした調査では日本人は幸福を感じられないことがわかり、「周りとうまく共存していること=幸せ」と尺度を変えたところ思うような結果が出たことがあります。このような経験から、たとえうまくいかなかったとしても他の角度からの可能性を探る習慣が身につきました。大学では大変そうだと思っても好奇心を大切にして、さまざまなことに挑戦しました。英語に興味があったので留学支援プログラム『LEAP(Learning English for Academic Purposes)』も受講しました。今でも「大変そう、でも楽しそう!」という気持ちを持って挑戦できているのは、学生時代の経験があるからだと思います。
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振り返ってみれば、純粋に勉強だけできる環境は大学生の特権だと思います。社会人となった今でも医薬品知識などの勉強はしていますが、業務もあるので勉強だけしているわけにはいきません。自分がやりたい学習テーマを集中して勉強する環境は4年間と限られているので、大学での時間はとても意味があると思います。私は大学で色んなことに興味を持ってチャレンジしました。挑戦に失敗はつきものなのでたくさん失敗もしましたが、失敗から得られるものがあることを学びました。若いうちにいっぱい失敗しておいたほうが、後々有利になると思います。なるべく早く挑戦して多くの失敗をしたほうがいいと思います。そして、失敗したら無理にとりつくろうとせずに、素直な気持ちで周囲を頼ることが大切です。素直に頼れば周りも助けてくれます。私も研究がうまくいかなかったときや仕事で失敗したときなど、周囲に自分の気持ちを素直に話したことで助けてもらえ、乗り越えることができました。だからこそ、素直さを大切に数多くの挑戦をしてもらいたいです。
マイルールとそのルーツ
コロナ禍で家にいる時間が多くなったのでハムスター(おはぎちゃん)を飼い始めました。毎日のお世話が癒しに。かけがえのない存在です!
ディズニーホテルに憧れて就職活動をしていた関係もあり、たまに訪れるディズニーリゾートが最高のご褒美です。
大学生の時にLEAP制度※で仲良くなった留学生や先生と初めて神宮球場に行って以来、ずっとヤクルトスワローズを応援しています。球場での応援が最高のストレス発散です。
※「Learning English for Academic Purposes」の略で、英語力の向上や留学に必要な英語スキルを強化する正課プログラム