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あなたの4年間のdotsはなんですか?

株式会社パイロットコーポレーション 就職

知らないものを知りたいから
おもしろいと思ったらやってみる。

黒田 菜摘NATSUMI KURODA
理工学研究科応用化学専攻
埼玉県立伊奈学園総合高等学校 出身

塾の先生の勧めで東洋大学へ入学。大学では友人や部活の先輩・後輩などから積極的に影響を受けることで自分の世界が広がることに気づく。アルバイト先の塾の教え子の影響で文房具の世界に魅了され文具業界への就職を志すが、コロナ禍の影響で就職を一旦断念。大学院進学を経て再度、文具業界への就職に挑戦し、この春から株式会社パイロットコーポレーションにて念願だった文房具の開発に携わる。

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周りから自分にない要素を取り入れて世界を広げる。

私は大学に入学するまでは、“部活を頑張る”とか“勉強を頑張る”といった一つの分野に集中することが多く、興味の対象が狭く限られた世界で生きてきました。大学に入ってからは自分の世界を広げるために、とにかく友人が好きなことをやってみようと思い、これまで興味のなかった分野や就職したらできなくなりそうなことを中心に積極的に行動するようになりました。実際に行動してみた結果、自分には向かないと思うことも多々ありましたが、ライブや旅行に行くなど、以前の自分では考えられない多くのものに興味や関心を持てるようになり世界が広がりました。所属していた卓球部では、学部を超えた横のつながりや先輩・後輩といった縦のつながりを得ることができ、交友関係の幅が広がりました。卒業生の方もよく訪問してくれていましたので、社会人の方との触れ合いも大変勉強になりました。流れに身を任せて友人や周りの人の世界を積極的に取り入れることによって、自分の世界が広がるとともに将来への選択肢が増えたと思います。

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塾の教え子がきっかけで文房具の世界に魅了される。

高校卒業と同時にそれまでお世話になっていた塾でアルバイトとして数学と理科を教え始めました。大学3年の終わりごろ、文房具好きな生徒と話したことをきっかけに、「文房具っておもしろいかも!」と思い、調べていくうちにどんどん文房具に魅了されるようになりました。文房具は、技術自体は昔から大きな変化はないのですが、原料などちょっとした工夫で新しいものを生み出しているところにおもしろさがあります。学部の特性上、化粧品関係などの研究開発の職を志望する人が多いのですが、私は人と違うことをしたいという気持ちが強く、また文房具は企業ごとに強みが違うというところに魅力を感じたので文具業界を志望しました。高校時代は薬剤師を目指していましたが、大学受験がうまくいかず相談した塾の先生の勧めもあって東洋大学に入学しました。しかし、振り返ってみれば他大学の薬学部を専攻していたら薬剤師を目指していたでしょうし、塾のアルバイトをしなければ文房具に興味を持つこともなく、今の会社に入社を決めることもなかったと考えると、東洋大学に入学してよかったと思います。

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一度はあきらめた就職。
周囲に支えられて再挑戦。

就職活動を始めた矢先に新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、志望企業を含めいくつかの文房具企業が新卒採用を取りやめることが決まりました。一時は途方にくれましたが、「困難から逃げても仕方がない、目の前のことをやるしかない」と思い、大学の先生に相談して大学院に進むことにしました。大学院に進むことが決まってからはコロナ禍でもキャンパスに通うことができたので、友人とささいなことで笑い合うなどして心を保ちました。このときの体験から信頼できる人、相談できる人を一人でもいいから作ることが大切だと感じました。行き詰まったときこそ自分一人では思いつかないことを気づかせてくれたり、客観的にアドバイスをしてくれる存在が必要だと思います。また、一人で解決できる力も大切ですが、それと同じくらい人に頼ることも大切だと思います。コロナ禍というどうすることもできない理不尽な理由で一度は就職をあきらめましたが、社会に出たら理不尽でも逃げるわけにはいかない、やらなくてはいけないことがたくさんあります。そういう意味で良い経験をできたと思います。

Message

後輩のみなさんへメッセージ

大学生の今しかできないことや、おもしろそうだと思ったことは、とにかくやってみるといいと思います。そういうものがなくても、今やるべきことをやっていれば、いずれやりたいことが見つかると思います。ムリだと思ったことでも意外とできることが多いので、まずはムリと言わずにやってみることをおすすめします。

My dots

  • 刺激をもらえる友達とのつながり

    大学に入ってから友達に誘われて始めた趣味が多くあります。人によって趣味や嗜好が違っておもしろいと感じ、自分の世界が広がりました。

  • 学祭で得た学科を超えたつながり

    こもれび祭に部活の卓球部で塩焼きそば店を出店しました。学部が異なる仲間や先輩・後輩と協力し合うことで固い絆ができました。

  • 部活の先輩後輩との縦のつながり

    卓球部では部活動のこと以外にも授業や就職について先輩に聞くことができ、縦のつながりの大切さを感じました。