[ 01 ]
能登半島地震の復興支援をはじめ
ボランティア活動で社会に貢献
東洋大学は、人的・知的資源を必要とする地域社会・国際社会に支援を届けるべく、学生によるボランティア活動を推進しています。2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震では、3月から学生や教職員によるボランティア活動を継続的に実施。中でも、2024年8月4日から9月3日まで行われた「夏季能登半島地震ボランティア」には111名の学生・教職員が参加し、石川県輪島市、珠洲市、羽咋郡志賀町を中心に5つのエリア(コース)に分かれ、全20クール(1クール4泊5日)にわたる活動を展開しました。現地のボランティア団体と連携しながら、がれきの運搬や支援物資の仕分け、学童保育、祭の準備などさまざまな活動に尽力。被災地の方々から感謝のメッセージが多数寄せられました。

[ 02 ]
すべての人に「開かれた大学」へ
生涯を通じて学べるリカレント教育が充実
東洋大学では、創立者 井上円了の掲げた「余資なく、優暇なき者に教育を開放する」という理念を引き継ぎ、すべての人に学びを届ける「開かれた大学」づくりを目指し、充実したリカレント教育を提供しています。公開講座では、14学部約800名の現役教員をはじめとする東洋大学の知を結集し、歴史・社会・医療など多彩なテーマを開講しています。2024年度から始まった「東洋大学フィロソフィア アカデミー」は哲学を基盤に、自分と社会を見つめ直す新たな学びの場です。グループワークや教室外でのフィールドワークなどを通して、自らの可能性を拓く探究型の学びを提供します。2024年度は全41講座を合計1,185名が受講。「有意義な時間だった」「また受講したい」といった声が集まりました。

他者との交流や新しい知識の習得が可能
[ 03 ]
学んだ知識を実践で活かし
地域活性化に貢献する
東洋大学は「知」の拠点として、ゼミや研究室での活動を通して社会課題の解決に貢献しています。その取り組みの一つが、コミュニティ活動拠点「Hintmation」での活動です。本学赤羽台キャンパスの近隣にある団地、ヌーヴェル赤羽台では、世代間交流や地域活動の減少が課題となっています。福祉社会デザイン学部の学生が「Hintmation」を通して交流促進イベントなどを実施し、アカデミックな視点から活性化を目指します。また、経営学部蜂巣ゼミと食環境科学部露久保研究室は、栃木県のJAなすのと連携し、学生食堂で「那須和牛すき焼き」を販売。学生がメニュー開発、那須野地区生産者のヒアリング、食材調達やマーケティングを担いました。合計450食を販売し、JAなすのブランドの認知向上や那須地区の地域活性化に貢献しました。

(右)那須和牛の生産者を訪問し、インタビューを実施